育児疲れによる体調不良を感じている人の割合は?体調不良の原因や解消する方法をご紹介!

子育て

多くの親が育児疲れによる体調不良を経験しておられるのではないでしょうか。育児疲れは、睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどの体調不良につながるため、定期的な疲労の解消が欠かせません。

本記事では、育児疲れによる体調不良を感じている人の割合や体調不良の原因、解消する方法をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

編集部バナー

CTA

育児疲れによる体調不良を感じている人の割合は?

9割のママが心身の不調を抱えながら子育て 体調不良トップ3は?|コクリコラボ

引用:コクリコラボ

コクリコラボアンケートによると、「ママの健康状態や心身の不調に関する悩み、不安があるか」を尋ねたところ、91.5%の方が「ある」または「ややある」と回答しました。

このデータからも、多くの親が日常的に不調を感じながらも子育てに奮闘している様子が浮かび上がります。子育ては、心身に大きな負担がかかるため、親たちの健康を支える仕組みやサポートが欠かせません。

参考:9割のママが心身の不調を抱えながら子育て 体調不良トップ3は?|コクリコラボ

CTA

育児疲れによる体調不良の原因

育児疲れによる体調不良の原因

次は、育児疲れによる体調不良の原因について解説します。

  • 睡眠が不足している
  • 休息する時間ない
  • 自律神経が乱れている
  • 筋肉のこりにより血行が悪くなる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

睡眠が不足している

新生児は2〜3時間ごとに目を覚まして、泣いて授乳やおむつ交換を求めます。このため、親は夜中でも頻繁に起きて対応する必要があり、まとまった睡眠が取れません。

このような断続的な睡眠が続くと、脳や身体の回復が妨げられ、疲労が蓄積してしまいます。睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こして、日常のパフォーマンスにも悪影響をおよぼしかねません。

なお、子育て中のママに睡眠不足が与える影響については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:子育て中のママに睡眠不足が与える5つの影響!具体的な解消方法も紹介

休息する時間ない

育児は、想像以上に体力を要するものです。1日中子どもの世話をしていると、終わるころには身体が限界に達していると感じる場合も珍しくありません。

育児にかかる労力は、ウォーキングや軽いランニングに匹敵するとも言われており、休む暇がない場合も多くあります。子どものペースに合わせて動く日々が続くと、徐々に疲れが蓄積して、育児疲れとして表面化する可能性があります。

自律神経が乱れている

産後のママは、妊娠中から続くホルモンバランスの急激な変化により、さまざまな体調不良に悩まされる場合があります。授乳をしていると、生理が再開するまでホルモンの乱れが続き、不調が長引く場合も少なくありません。

このホルモン変動は個々で症状が異なりますが、自律神経の乱れを引き起こしかねません。たとえば、動悸や頭痛、消化不良などの身体的な症状が出たり、強い倦怠感や気分の落ち込みなど精神的な不調に悩んだりする場合もあります。

筋肉のこりにより血行が悪くなる

赤ちゃんは生後すぐに約3kgあり、成長とともにどんどん体重が増えていきます。抱っこする機会が多い育児では、同じ姿勢を続けると肩や腰、手首などの筋肉に負担がかかり、慢性的なこりを引き起こす場合が多いです。

また、外出時に赤ちゃんを抱きながら、ケアグッズや買い物袋などを持つと全身の筋肉に負担がかかります。このような負荷の蓄積により血行が悪くなり、痛みやだるさ、さらには頭痛や消化不良といった不調が現れる場合もあります。

CTA

育児疲れを解消する方法は3つ

育児疲れを解消する方法は3つ

次は、育児疲れを解消する方法について紹介します。

  • ゆっくり眠って休む時間を確保する
  • 栄養バランスのよい食事を心がける
  • 自分にご褒美をあげる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.ゆっくり眠って休む時間を確保する

夜中の授乳や夜泣きで頻繁に起こされ、ぐっすり眠れない日々が続くと、心身の疲労が蓄積していきます。ストレスが溜まると交感神経が優位になり、リラックスが難しくなるため、寝つきが悪くなったり、途中で何度も目が覚めたりする場合が増えます。

これにより、十分な休息が取れず、日中の疲労感や集中力の低下が生じかねません。親の健康が損なわれると、育児にも影響がおよぶため、周りの協力を得ながら休息を確保しましょう。

2.栄養バランスのよい食事を心がける

育児に忙しい日々を過ごしていると、自分の食事をおろそかにしがちです。しかし、栄養バランスの取れた食事は、ママ自身の健康を守るために大切です。

朝食を抜く習慣がある場合、エネルギー不足になりやすく、育児に必要な体力が維持できません。鉄分やビタミンなど、育児中に欠かせない栄養素をしっかりと摂取すると、体調を整え、日々の育児に備えられます。このため、一日三食を意識して、健康管理を心がけましょう。

3.自分にご褒美をあげる

育児は常に子どもや家庭を優先すると、心身ともに疲れが溜まりがちです。このため、たまには自分にご褒美を与えてリフレッシュすることが大切です。

たとえば、マッサージに行ったり、好きな映画や買い物を楽しんだりするのもよい気分転換になります。さらに、カフェでのんびりと過ごすひとときも、心をリラックスさせるのに効果的です。日々の忙しさのなかでも、月に一度は自分を労わる時間を意識的に作ると、心に余裕が生まれます。

CTA

育児疲れによる体調不良でよくある3つの質問

育児疲れによる体調不良でよくある3つの質問

最後に、育児疲れによる体調不良でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.育児に疲れた場合の相談先は?
  • 質問2.育児うつ、産後うつ病、マタニティブルーズの違いは?
  • 質問3.ストレスが溜まりやすい性格とは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.育児に疲れた場合の相談先は?

育児に疲れた場合の相談先としては、以下があげられます。ひとりで悩まず、まずは信頼できる相談先に問い合わせてみましょう。

  • 保健師、助産師、小児科

それぞれの市区町村には、育児に関する悩みを聞いてくれる保健師や助産師、ケースワーカーが所属している。また、発達や病気については、小児科医へ相談するのもおすすめ

  • 子育て、女性健康支援センター

日本助産師協会が運営する窓口で、子育ての悩みやパートナーとの関係について相談ができる。基本的には電話での相談で、自治体によっては対面でも相談できる

  • 児童相談所

どこに相談してよいかわからない場合は、全国共通窓口「189」に電話すれば、住まいの管轄にある児童相談所につながり、相談ができる

質問2.育児うつ、産後うつ病、マタニティブルーズの違いは?

「育児うつ」とは、育児に関連したストレスから引き起こされるうつ症状の1つです。医学的に明確な定義はありませんが、子育ての負担や不安からうつ病を発症する場合があり、子どもが成長してからも発生する可能性がある点が特徴です。

また、類似する症状として「産後うつ病」や「マタニティブルーズ」があります。産後うつは、出産後1〜2週間から数か月以内に始まり、抑うつ状態が2週間以上続く病状です。

一方、マタニティブルーズは、出産直後に一時的に気分が不安定になるものです。通常は、2週間以内に改善しますが、長引く場合は産後うつに移行する場合もあります。

質問3.ストレスが溜まりやすい性格とは?

子育て中は、やるべきことが多く、ママたちは常に忙しい状況にあります。さらに、完璧主義や自己肯定感の低さなど、ストレスを感じやすい性格も負担を増やす要因になりかねません。

真面目で一生懸命なママほど、自分に対して高い期待を抱き、理想と現実の差がストレスの原因になる場合が多いです。しかし、こうした性格の傾向があっても、考え方を少し変えるだけで気持ちが軽くなり、ストレスを緩和できます。

なお、子育てのストレスを解消する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:子育てのストレスを解消する5つの方法|ストレスがたまる原因やよくある質問もご紹介!

CTA

まとめ

まとめ

本記事では、育児疲れによる体調不良を感じている人の割合や体調不良の原因、解消する方法をご紹介しました。

育児疲れによる体調不良の原因としては、睡眠不足や休息不足、自律神経の乱れ、筋肉のこりによる血行不良があげられます。これらの原因が、身体的な症状や精神的な不調の悩みにつながります。

また、育児疲れを解消するためには、十分な睡眠時間を確保して、栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。さらに、周囲のサポートを得て、マッサージや買い物、カフェなどに行って、自分自身にご褒美を与えるように工夫してみましょう。

なお、次のページでは、子育てがひと段落するのはいつか、少しでも楽にする方法や自分の時間を確保するコツを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

関連記事:子育てがひと段落するのはいつ?少しでも楽にする方法や自分の時間を確保するコツをご紹介!

編集部バナー

CTA

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP