保育園選びの優先順位の決め方は?優先順位を決めるポイントやよくある質問をご紹介!

子育て

保育園の入園を検討されている方で、保育園選びで悩まれている方もおられるのではないでしょうか。大切な子どもが長時間過ごす場所になるため、悩むのも無理はありません。

本記事では、保育園選びの優先順位の決め方や優先順位を決めるポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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保育園選びの優先順位の決め方は?

保育園選びの優先順位の決め方は?

保育園を選ぶ際には、保護者自身の優先順位を明確にすることが大切です。何を重視するかをリストアップし、そのなかで一番重視する項目に印を付けましょう。

たとえば、「食育に力を入れている」「習いごとが多い」「家から近い方が便利」といった具体的な希望を挙げてみてください。こうして優先順位を決めると、理想に近い保育園を探しやすくなります。

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優先順位を決める保育園選びのポイント10選

優先順位を決める保育園選びのポイント10選

次は、優先順位を決める保育園選びのポイントについて解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.受け入れ年齢・⽉齢

一般的に、保育園は0歳から就学前までの子どもを受け入れていますが、具体的な受け入れ年齢や月齢は保育園によって異なります。0歳児クラスは人手が多く必要なため、定員が限られている場合が多いです。

このため、生後57日から受け入れを開始する園もあれば、生後6か月からの園もあります。また、0歳児クラスが設置されていない保育園も存在します。

さらに、小規模保育園の場合は、0〜2歳児のみを対象としているため、3歳になると新たな保育園を探さなければなりません。

2.園の保育方針

保育園ごとに異なる保育方針が設定されており、外見からは見分けがつきにくい場合が多いです。一概に保育方針といっても、自由保育で子どもたちの自主性を尊重する方針や、モンテッソーリ教育を取り入れたカリキュラム、宗教的背景を持つ保育など、その内容は多岐にわたります。

さらに、昼寝を取るかを子どもが選べるシステムや、異年齢の子どもたちとの交流が可能な縦割り保育、園行事に積極的なスタイルなど、園によって保育スタイルもさまざまです。

どのような保育スタイルがよいか悪いかではなく、長時間を過ごす場として子どもや保護者にとって相性がよいか見極める必要があります。

3.保育時間

認可保育園では、通常の保育時間が朝7時半から夕方6時半頃までとなっており、フルタイムで働く親に合わせたスケジュールが組まれています。また、多くの保育園が延長保育を提供しており、時間帯や料金は園によって異なります。

延長保育を利用する際は、事前に最長預かり時間を確認し、仕事の状況に応じた適切な保育園選びが大切です。さらに、土日祝日に利用できる保育園もあるため、週末に子どもを預ける必要がある場合は、確認する必要があります。

パートナーと協力し、送迎のシミュレーションをして、スムーズな日常生活を送るための準備をしましょう。

なお、保育園の預かり時間の基準については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:保育園の預かり時間の基準は?お迎えに間に合わないときの対策や変更申請の時期について解説します

4.施設環境

園庭や畑、プールといった施設が充実している園もあれば、近隣の公園や施設を利用して外遊びをする園もあります。都心部では、園庭のない保育園が多く、公園やグラウンドを借りて外遊びをしている場合があります。

さらに、リズム体操など、園庭がなくても体を動かす遊びを工夫している園も多いです。また、見学する際には、整理整頓が行き届いているか、清潔であるか、それぞれの年齢に適したおもちゃが揃っているかを確認しましょう。

5.保育の体制

保育施設の安全対策や衛生管理が、どのようにされているかを事前に確認しておくと安心です。保育園見学の際には、子どもが転倒しやすい段差がないか、危険な物が放置されていないか、おもちゃが清潔に保たれているかなどをチェックしましょう。

また、保育施設の規模や保育士の人数、経験豊富な保育士がいるかどうか、午睡中の見守り体制、子どもたちへの細かな配慮が行き届いているかも大切なポイントです。ネットの口コミや在園児の保護者から評判を聞き、安心して子どもを預けられる環境か見極めましょう。

6.園の場所

自宅や職場からのアクセスがよい園を選ぶと、毎日の通園が楽になります。通勤に電車を利用する場合、駅近の保育園は利便性が高いです。

また、車で通園する場合、駐車場の有無も考慮しましょう。さらに、徒歩で通園する際には、ベビーカーや抱っこ紐の扱いについても確認しておく必要があります。このように、ライフスタイルに合った保育園を選ぶようにしましょう。

7.保育料

2019年10月、消費増税と同時に幼児教育と保育の無償化が実施されました。無償化の対象は、幼稚園や保育園、認定こども園に通う3歳〜5歳までの子どもです。

しかし、幼稚園の場合は月額2.57万円が上限となり、それを超える分は保護者の負担となります。認可外保育園に関しては、認可保育園に入れない場合のみ無償化の対象となり、その上限は3.7万円です。

さらに、給食費や一時保育、園バスの利用料などは別途費用がかかる場合があるため、事前に確認が必要となります。また、住民税非課税世帯の0歳〜2歳の子どもがいる家庭では、認定こども園や認可保育園の利用料が無償化され、認可外保育園の利用料も一定額まで無償ですが、そのほかの費用は自己負担です。

8.⾷事やおやつ

食材選びに強いこだわりを持ち、栄養バランスに注意を払っている園もあります。また、地域の特産物を積極的に取り入れたり、おやつを手作りして提供する園もあります。

さらに、田んぼや畑を所有し、子どもたちに収穫体験や調理の体験を通じて、食育に力を入れている園も少なくありません。食育に力を入れたい方は、こうした取り組みをしている園に注目するのがおすすめです。

9.アレルギーへの対応

何らかのアレルギーを持つ子どもがいる場合、子どもが安全で快適に保育園で過ごせるようにアレルギーへの対応方法を確認しておきましょう。アレルギーのある子どもの情報を把握するために、必要な書類の配布や保護者と面談して、職員間での共通理解を深めるとともに、情報を常時更新するのが基本的な対応です。

しかし、食物アレルギーについては、保育園ごとに対応方法が異なります。たとえば、卵や牛乳を使用しないメニューを全園児に提供したり、アレルギーを持つ子どもも一緒に食事を楽しむ「なかよし給食」といった取り組みを行う園もあります。

10.⾏事や役員会

忙しい共働き家庭や新生児のいる家庭では、幼稚園や保育園の行事や役員会への参加状況を事前に確認する必要があります。園によっては、保護者の参加がほとんど不要な場合もあれば、頻繁に行事へ参加して役員会や準備を担当しなければならない場合もあります。

また、役員としての活動にはやりがいがあり、ほかの保護者との交流を深める機会にもなりますが、内容や求められる時間については事前に把握が必要です。

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保育園選びの優先順位でよくある3つの質問

保育園選びの優先順位でよくある3つの質問

最後に、保育園選びの優先順位でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.「認可保育園」と「認可外保育園」の違いとは?
  • 質問2.4月入園を目指す場合のスケジュールは?
  • 質問3.保育園を見学する場合のチェックポイントは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.「認可保育園」と「認可外保育園」の違いとは?

「認可保育園」は国の基準を満たしており、補助金を受け、都道府県知事に認可されています。一方、「認可外保育園」は県や政令指定都市などの認可を受けていない、乳幼児の保育の目的で運営される施設です。

また、どちらも設置基準や補助金の有無、保育料、無償化の範囲といった違いがあります。認可保育園は保育料が安価になる場合が多く、競争が激しい地域もあります。

一方、認可外保育園は独自の保育スタイルを持つ場合もあるため、それぞれの特徴を理解して選ぶようにしましょう。

なお、認可外保育園については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:認可外保育園とは?認可保育園との違いやメリット、デメリットを徹底解説

質問2.4月入園を目指す場合のスケジュールは?

4月入園を目指す場合のスケジュールは、以下のとおりです。

  • 6月:情報収集

自治体の「保育園のあんない」などの利用案内を入手し、自宅から通いやすい保育園をリストアップする。地域によって保育園の入園基準や難易度が異なるため、役所で担当者に質問するのもおすすめ

  • 7月~8月:保育園の見学

見学の予約は早めに行い、気になる園を実際に見て確認する

  • 9月~10月:希望する保育園を選び、優先順位を決定

立地や募集人数、昨年度の入所指数などを参考に戦略的に保育園を選ぶ

  • 11月~12月:保育園の申し込み

認可外保育園は、見学時に空きがあればその場で申し込みが可能な場合もある。認可保育園は必要な書類を事前に準備して自治体へ提出する

  • 1月~2月:選考結果が発表

認可園や認可外園からの内定通知が届く

質問3.保育園を見学する場合のチェックポイントは?

保育園を選ぶ際には、インターネットや周囲の口コミ情報も参考になりますが、実際に見学して確認することが大切です。スタッフと話して得られる情報も多いため、できれば見学の時間を設けてみてください。

保育園を見学する場合のチェックポイントは、以下のとおりです。

  • 園内の清潔さ
  • 設備の充実度
  • 安全性
  • 防犯・防災対策
  • スタッフや園児の雰囲気
  • 給食やおやつの内容
  • 親が参加する行事の頻度
  • 準備する物
  • 病気やケガの対応

家庭で重要視するポイントを事前に話し合い、チェックリストを作成すると便利です。

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まとめ

まとめ

本記事では、保育園選びの優先順位の決め方や優先順位を決めるポイントをご紹介しました。

保育園を選ぶ際に、何を重視するかをリストアップし、そのなかで一番重視する項目を明確に決めましょう。重視する点が明確になれば、理想とする園が見つけやすくなります。

また、園の保育方針や施設環境、保育の体制、アレルギー対応、行事については、見学して実際に確認しておく必要があります。さらに、通勤手段が電車の場合は駅に近い保育園や、車の場合は駐車場の有無も欠かせないポイントです。

これらのポイントを押さえて、自分たちのライフスタイルに合った保育園や安心して預けられる保育園を選ぶようにしましょう。

なお、次のページでは、企業主導型保育園の概要から、企業主導型保育園に通わせるメリット・デメリットを解説しています。

関連記事:【パパママ向け】企業主導型保育園とは?ほかの保育園との違いやメリット、デメリットをわかりやすく解説!

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