保育園にはどうやって入るの?必要な書類や入園するための審査基準とポイントをご紹介!

子育て

保育園の入園を考えている方で、具体的な手続きや必要な書類などについて知りたい方もおられるのではないでしょうか。入園に必要な書類には提出期限があるため、全体の流れを理解して、計画的な準備を進めなければなりません。

本記事では、保育園にどうやって入園するのかについてや必要な書類、入園するための審査基準とポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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保育園にはどうやって入るの?

保育園にはどうやって入るの?

まず、保育園にはどうやって入園するのかについて解説します。

  • 見学や自治体の保育課へ相談する
  • 提出書類を準備する
  • 申し込み書類を提出する
  • 内定前に面談を受ける
  • 入園の可否を郵送で受け取る

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.見学や自治体の保育課へ相談する

保育園の選び方について考える場合、まずは自治体の保育課に相談しましょう。認可保育園の場合、申込書に希望する保育園を複数記入する必要があり、書類の提出期限が地域によって異なるため、早めの確認が欠かせません。

また、保育園の見学は必須ではありませんが、実際に施設の雰囲気やスタッフの対応を見ておくと、後悔しない選択のための判断材料になります。

なお、保育園の見学はいつから行くべきかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【2024年最新】保育園の見学はいつから行くべき?依頼するまでの流れもわかりやすく解説

2.提出書類を準備する

保育園への入園申し込みに必要な書類は、保育園見学の際や市区町村の役所で入手可能です。提出が必要な書類には、源泉徴収票や勤務証明書などが含まれます。

これらの書類を早めに揃え、申し込み期日までに提出しなければなりません。保育園は、共働きでフルタイム勤務をする必要がある家庭や、祖父母のサポートを受けられない家庭など、「保育に欠ける子ども」を預かる場所です。

このため、提出書類には、保育園入園が必要な理由を明確に記載する必要があります。

3.申し込み書類を提出する

認可保育園への入園申請書類は、区役所や市役所の保育課に持参して提出できますが、感染症対策として郵送のみの受付となる場合もあります。郵送の場合、書類の不備に気づかず提出してしまう可能性も考えられるため、保育課に事前に確認しましょう。

また、認可外保育園に入園を希望する場合、それぞれの園で異なる申請書類が必要となるため、複数の園に申し込む際には書類が混同しないように注意が必要です。

4.内定前に面談を受ける

入園前面談の有無は、市町村や園によって異なります。場合によっては、入園申込書と添付書類のみで選考が進められます。

また、面談する際には、役所や第一希望の園で実施されるのが一般的です。この面談では、主に入園申し込み時に提出された書類の内容確認をするケースがほとんどです。

面談の有無やその具体的な内容はそれぞれの自治体や園によって異なるため、詳細はそれぞれの自治体や園の指示に従いましょう。

5.入園の可否を郵送で受け取る

保育園の入園手続きに関する通知は、4月入園の場合、1月〜2月の間に届くのが一般的です。保育園の内定通知が届いたら、内定した保育園に連絡し、必要な手続きを確認しましょう。

たとえば、保育園で開かれる説明会への参加や、保育料の口座振替手続き、必要な持ち物の準備などが必要です。さらに、入園の確定を会社に報告し、仕事復帰に関する調整も忘れないようにしましょう。

また、入園が年度途中の場合は迅速な対応が求められるため、早めに準備を整えなければなりません。入園が確定しない場合は、2次募集の手続きや育児休業延長の検討をする必要があります。

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申込みする際に必要な書類は3つ

申込みする際に必要な書類は3つ

次に、申込みする際に必要な書類について解説します。

  • 保育給付認定申込書
  • 保育を必要とする状況を証明するための書類
  • 保育施設利用申込書

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.保育給付認定申込書

保育給付認定申込書は、保育の必要性を認定するための重要な書類です。この認定を受けないと、認可保育園を利用できないため、申請するすべての人が提出しなければなりません。

申込書には、保護者および子どもの基本情報、保育が必要な理由を詳細に記載します。認定手続きが完了すると、認可保育園の利用が可能になります。

2.保育を必要とする状況を証明するための書類

保育を必要とする状況を証明する書類については、その理由に応じて、準備する書類が異なります。主な必要書類は、以下のとおりです。

  • 就労中の場合:就労証明書や就労状況申告書
  • 妊娠や出産の場合:母子健康手帳の写し
  • 疾病や障害がある場合:医師の診断書や障害者手帳の写し
  • 介護や看護の場合:介護状況申告書や被介護者に関する書類
  • 災害復旧の場合:罹災証明書の写し
  • 求職活動中の場合:求職活動を確認できる書類
  • 就学中の場合:在学証明書や入学許可書

3.保育施設利用申込書

保育施設利用申込書には、入園を希望する認可保育園の名前を記入する必要があります。それぞれの自治体によって希望できる園の数は異なるため、事前に要項を確認しましょう。

希望する保育園は、可能な限り多く記入するのがおすすめです。ただし、記入する保育園は、どこでもよいわけではありません。自分の条件に合った保育園を可能な限りリストアップしておいてください。

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保育園に入園するための審査基準とポイント

保育園に入園するための審査基準とポイント

次に、保育園に入園するための審査基準とポイントについて解説します。

  • 審査基準
  • 基準点を挙げるためのポイント

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.審査基準

保育園の入園選考では、公正な基準を設けるために、点数制が採用されています。この点数制には主に2つの指標が用いられます。

  • 基準指数

家庭の基本情報や親の就労状況、健康状態などが考慮される。フルタイム勤務の親や、介護が必要な家族がいる場合は加点対象となる

  • 調整指数

兄弟姉妹が同じ保育園に在籍している場合や、祖父母と同居している場合など、家族の特別な状況をもとに点数が調整される。また、生活保護世帯やDV被害家庭も配慮される

これらの点数にもとづいて入園の優先順位が決定されますが、自治体によっては公表されない優先措置も存在します。たとえば、長期間その自治体に住んでいる家庭や、低所得世帯が優先される場合があります。

2.基準点を挙げるためのポイント

保育園の入園を希望する場合、点数を上げるための戦略がいくつか存在します。

  • 認可外保育園に預ける

認可外保育園に一定期間以上預けると、自治体によっては点数が加算される場合がある

  • 就労時間の長さ

職場と相談して、可能な限り就労時間を延ばすのも効果的。フルタイム勤務がパートタイムよりも有利とされるため、就職活動の際にはフルタイム勤務を選ぶのがおすすめ

  • 虚偽の申告は避ける

虚偽の申告をした場合、内定取り消しや減点される可能性があるため、正確な情報を提供しなければならない。内定辞退の事実を隠すのも、減点の原因となる場合がある

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保育園どうやって入るでよくある3つの質問

保育園どうやって入るでよくある3つの質問

最後に、保育園にどうやって入るかでよくある質問について解説します。

  • 質問1.認可保育園に入園できる条件とは?
  • 質問2.保育園にかかる費用は?
  • 質問3.保育園にはいつから子どもを預けられる?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.認可保育園に入園できる条件とは?

認可の保育施設に入るためには、保育の必要性の認定(支給認定)が必要です。1号認定では、保育の必要性がないと判断された3歳以上の子どもが幼稚園を利用できます。

また、2号認定では保育の必要性がある3歳以上の子ども、3号認定は同じく保育の必要性がある3歳未満の子どもが対象で、どちらも認可の保育施設を利用可能です。2号と3号は、保育標準時間と保育短時間のどちらかを選びます。

また、共働き家庭で幼稚園を希望する場合は、1号認定を受ければ、幼稚園への申し込みが可能です。幼稚園と保育園の併願も可能で、2号認定を保持したまま申請し、最終的に幼稚園に入園した際に1号認定に切り替える方法もあります。

しかし、私学助成の幼稚園や認可外保育園を利用する場合、支給認定は必要ありません。

質問2.保育園にかかる費用は?

保育園の費用は、認可保育園と認可外保育園で異なります。認可保育園は、公立・私立を問わず同一料金で、家庭の前年度の収入にもとづいて、無料から最大7万円までの範囲で設定されます。

一方、認可外保育園は料金設定に上限がなく、高額になるケースも珍しくありません。しかし、無認可保育施設は「長時間保育が可能」「急な残業にも対応」「充実した保育サービス」を提供するなどの利点があります。

このため、一概に認可保育園が優れているとはいえません。自治体によっては、認可外保育園の利用者に対し、認可保育園との差額の一部を補助する制度もあるため、それぞれの自治体の補助金制度を確認しましょう。

質問3.保育園にはいつから子どもを預けられる?

保育園に子どもを預けたい場合は、入園可能な年齢について事前に確認しましょう。多くの保育園では「生後57日以上」から受け入れを開始しますが、園によっては「生後4か月以上」や「1歳以上」など異なる条件があります。

さらに、卒園時の年齢も保育園ごとに異なるため、注意が必要です。認可保育園では、小学校入学の前年(5~6歳)までの保育が一般的ですが、小規模保育園では2歳児の年度が終了すると卒園となる場合が多いです。

なお、保育園の申し込み時期については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【施設別】保育園の入園申し込み時期|必要な書類や入園までの流れを詳しく解説します!

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まとめ

まとめ

本記事では、保育園にどうやって入園するのかについてや必要な書類、入園するための審査基準とポイントについてご紹介しました。

保育園の選び方や申し込みの方法、提出書類については、自治体の保育課に相談するのがおすすめです。とくに、認可外保育園の場合は、それぞれの園によって必要な書類が異なるため、注意しなければなりません。

なお、認可保育園の申し込み時に必要な書類については、保育給付認定申込書や保育を必要とする状況を証明する書類、保育施設利用申込書です。支給認定や家庭の状況によって、必要な書類は異なります。

また、保育園に入園するための審査については、自治体によって決められた点数制で、点数にもとづいて優先順位が決められています。基準点を挙げるためには、パートタイムよりもフルタイム勤務であることが望ましいです。

これらの内容を確認し、申し込み後に入園可否の通知が届いたら、記載された指示に従い、入園手続きや2次募集の検討などを進めましょう。

次のページでは、岡山市の保活事情や入りやすいおすすめの保育園を紹介しています。

関連記事:岡山市で入りやすい保育園10選|最新の保活事情やよくある質問もご紹介!

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