育休明けで職場に復帰する際に、期待と不安があるなか、どのように挨拶をしたらいいのか悩まれている方もおられるのではないでしょうか。挨拶では、育休中に協力してくれた同僚や社長への感謝をしっかりと伝えることが大切です。
本記事では、育休明けの挨拶のポイントや挨拶の例文をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
育休明けの挨拶のポイントは?
まず、育休明けの挨拶のポイントについて解説します。
- 挨拶の内容
- 挨拶する相手とタイミング
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
挨拶の内容
育休明けの挨拶では、まず育休期間中に協力してくれた職場の仲間への感謝を丁寧に伝えましょう。制度を利用するのは権利であるため、支えてくれた方々へ「申し訳ない」という言葉は使わずに、感謝の気持ちを伝えると、前向きな印象を与えられます。
また、復帰後の働き方についても具体的に共有しておきましょう。時短勤務や急な休みが必要な可能性がある場合は、正直に伝えて協力をお願いしておくと、トラブルの予防にもつながります。
さらに、「また頑張りたい」といった意欲を前向きに表現すると、スムーズに復帰できます。育休明けは、ブランクがあるため、自分の現状を冷静に伝えつつ、仕事に取り組むことが大切です。
挨拶する相手とタイミング
育休から復帰した際には、直属の上司に挨拶をして、今後の流れについて指示を仰ぎましょう。その後、業務を引き継いでくれた方や同じチームの同僚、新たに配属されたメンバーなど、関わりのある方々へ個別に挨拶をするのが基本です。
また、取引先や営業先の担当者にも復帰の挨拶をしておくと、仕事がよりスムーズに進みます。挨拶のタイミングは相手の業務に影響を与えないよう、業務前や休憩時間がおすすめです。
復帰後の仕事環境が変わっている場合も考慮して、上司と相談のうえ、適切な方法での挨拶が円滑なスタートにつながります。復帰初日は丁寧なコミュニケーションを心がけ、周囲への感謝を伝えましょう。
なお、子育てと仕事を両立させるポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:子育てと仕事を両立させる5つのポイントを紹介!働きやすい仕事の特徴も解説!
育休明けの挨拶の例文
次に、育休明けの挨拶の例文について紹介します。
- 口頭で伝える場合
- メールで伝える場合
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
口頭で伝える場合
育休明けの挨拶を口頭で伝える場合の例文は、以下のとおりです。
本日より、育児休業から復帰させていただきます〇〇です。育休中は温かいご配慮をいただき、ありがとうございます。今後は時短勤務を利用し、限られた時間内で効率よく業務を進めてまいります。 また、今後は、〇〇(業務)を担当することになりました。不慣れな部分もあるかと思いますが、どうぞご指導、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 |
メールで伝える場合
育休明けの挨拶をメールで伝える場合の例文は、以下のとおりです。
件名:育休復帰のご挨拶 お疲れ様です。〇〇部の△△です。 〇月〇日より、育休から職場復帰いたしました。お休み中は、業務のフォローをしていただき、ありがとうございました。 復帰後は〇〇部に所属し、当面の間、時短勤務を利用させていただきます。勤務時間は〇時~〇時となります。業務時間が限られる分、職場に貢献できるよう努めてまいります。 今後、子どもの体調などで急なお休みをお願いする場合があるかもしれませんが、どうぞご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。これからもご指導のほどよろしくお願いいたします。 |
育休明けの挨拶でよくある3つの質問
最後に、育休明けの挨拶でよくある質問について紹介します。
- 質問1.育休明けの際に手土産は必要?
- 質問2.社外の人に挨拶する際の例文は?
- 質問3.育休明けの挨拶メールを送る際の注意点は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.育休明けの際に手土産は必要?
育休復帰の際に手土産を持参するか悩む方もいらっしゃると思いますが、手土産は必須ではありません。しかし、持参すると周囲への感謝の気持ちを形として伝えやすくなる場合もあります。選ぶ際は、職場で配りやすい個包装で、常温保存が可能なものがおすすめです。
さらに、価格は控えめにして、相手に気を遣わせないよう配慮する必要があります。業務を引き継いでくれた方や復帰後に関わる方への感謝を示す形として渡すのが適切です。手土産を持参するかは、職場の慣習や雰囲気に合わせて判断しましょう。
質問2.社外の人に挨拶する際の例文は?
育休明けの挨拶を社外の人に挨拶する場合の例文は、以下のとおりです。
件名:職場復帰のご挨拶 お世話になっております。株式会社〇〇の△△です。 〇月〇日より、育児休業から復職いたしました。所属および業務内容は休業前と変わらず、〇〇部△△課にて××業務を担当いたします。当面は〇時から〇時までの時短勤務となります。ご迷惑をおかけする場合もあるかと思いますが、精一杯努めますのでよろしくお願いいたします。 本来なら直接ご挨拶に伺うべきところではございますが、取り急ぎメールにて復職のご連絡を申し上げます。ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。 |
質問3.育休明けの挨拶メールを送る際の注意点は?
育休復帰の挨拶メールは、できるだけ簡潔に、要点をわかりやすく伝える必要があります。主な内容としては、育休中の感謝と復帰後の働き方について説明しましょう。また、復帰の挨拶メールを送るタイミングは、復帰日の数日前や当日が一般的です。
しかし、上司に事前に確認しておけば、会社の方針に沿った対応が可能になります。送信前には、誤字脱字や表現が適切かどうかを十分なチェックも欠かせません。さらに、長文にならないよう配慮して、受信者にとって負担にならない文面を心がけましょう。
まとめ
本記事では、育休明けの挨拶のポイントや挨拶の例文をご紹介しました。
挨拶の内容では、まず育休中にサポートしてくれた同僚や社長への感謝をしっかり伝えましょう。支えてくれた方々へ「申し訳ない」という言葉は使わずに、感謝の気持ちを伝えると、前向きな印象を与えられます。
また、復帰後の働き方についても具体的に共有しておきましょう。時短勤務や急な休みが必要な可能性がある場合は、正直に伝えて協力をお願いしておくと、トラブルの予防にもつながります。
挨拶する相手は、直属の上司や同僚だけでなく、関わりのある関係者全員個別に挨拶をするのが基本です。さらに、挨拶のタイミングは相手の業務に影響を与えないよう、業務前や休憩時間が適しています。
しかし、全員と対面できない場合や事前に連絡する必要がある場合は、メールの活用がおすすめです。挨拶メールは、できるだけ簡潔に、要点をわかりやすく伝えるように心がけてください。
なお、次のページでは、保育園の施設ごとの入園申し込み時期や必要な書類、入園までの流れをご紹介します。こちらもぜひ参考にしてみてください。
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