「子どもが生まれる前はよく旅行に行っていた」「子育てと家事に追われて、自分のことは後回しにしている」
このようなママさんは少なくないでしょう。子どもが生まれるとどうしても子ども中心の生活を送らざるを得ません。しかし、少しでも自分の時間を楽しめる趣味があると、ストレス解消につながります。
この記事では、子育て中に趣味を楽しむメリットからおすすめしたい種類までご紹介します。ぜひ、子育て中でも趣味を楽しみたいママさんは、参考にしてみてください。
子育て中に趣味を楽しむのはいいこと?悪いこと?
一昔前は「子育て中は子どものことだけを考えなければならない」という風潮が世間に広く浸透していました。
しかし、子育て中のママといえども、1人の人間です。趣味を通して自分の時間を過ごすことで、ストレスを発散して日常生活を過ごすべきだといえます。
もし子育てばかりしていてママがイライラしてしまう状態が続くと、家庭内にギスギスとした空気が蔓延してしまうでしょう。そんな様子に子どもは、言葉にできなくても重い空気を敏感に察知し、言いたいことも我慢してしまうかもしれません。
パパや両親に頼ったり、さまざまなサービスを利用して、積極的に趣味の時間を楽しむようにすると、ママのストレスが発散できます。
また、ママが楽しそうに過ごしていることによって、家庭の空気もよくなり、のびのびとした環境で子育てすることにつながるでしょう。
子育て中でも趣味を楽しむ3つのメリット
子育て中でも趣味を楽しむメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 交流が広がる
- ストレス発散になる
- 生活にメリハリが生まれる
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.交流が広がる
子どもが小さい頃は、家の中に長くいることが多くなります。そうなると、外の世界と交流が持てず、孤独を感じるママも多いでしょう。
しかし、趣味を楽しみながら子育てをすると、これまで知らなかった人との交流が広がります。趣味の種類によっては、世界中の人とつながり、交流を深められるかもしれません。
また、同じ趣味を持つ人と交流する機会が増えることにより、新しい話題を知れたり刺激を受けられたりと、自分の内面にもよい変化を期待できるでしょう。
2.ストレス発散になる
子育て中は家事に子どものお世話、復職している人は仕事にと、忙しい毎日を過ごしていることでしょう。
子どもが通園している場合は、日々の送り迎えやPTAの活動など、落ち着けることがあまりないかもしれません。
自分好みの趣味があれば、没頭できる時間を持てるため、ストレスを発散することにつながります。
3.生活にメリハリが生まれる
趣味に没頭できる時間があると、生活にメリハリが生まれます。趣味をするために家事を早く終わらせようとしたり、趣味自体を楽しめたりと生活に張りが出てくるでしょう。
趣味には交流を広げる以外にも、趣味自体が生きがいにつながることも少なくありません。「目標を達成した」や「もっと頑張りたい」と思えることが子育て以外にあると、毎日の活力の源となるでしょう。
そうなると、自然と笑顔でいられる時間も増えますし、自分らしくいられることで幸福感を得やすくなります。
子育て中の趣味を選ぶときの3つのポイント
子育て中の趣味を選ぶときのポイントには、以下の3つが挙げられます。
- 予算を先に決める
- 子どもと一緒に楽しめる趣味を考えてみる
- 手間や時間がかからない趣味
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.予算を先に決める
子育て中に趣味を始める場合、予算を先に決めておきましょう。できれば、一切お金をかけずに楽しみたいものですが、趣味の種類によっては材料費や交通費などが発生する場合があります。
たとえば、月に5,000円まで趣味に使えそうであれば、その範囲内でできそうな趣味から選ぶようにしてみてください。
2.子どもと一緒に楽しめる趣味を考えてみる
子育て中の趣味として、子どもと一緒に楽しめるものから選ぶこともおすすめです。自分が楽しむのはもちろんですが、趣味を子どもと一緒に楽しむことで、子どもの成長を感じられると喜びが倍増します。
また、パパの協力もお願いしてみることも一つです。家事と育児の分担をお互いが協力しながら自由時間を作るようにすると、それぞれがストレスを発散することにつながるでしょう。
3.手間や時間がかからない趣味
子育て中に趣味を楽しむ場合、手間や時間をかけなくてもできるものをおすすめします。たとえば、中断しても問題ない読書を趣味にすると、途中で子どもに邪魔されたとしても台無しになることはありません。
また「自分の時間を1日の中でどれくらい捻出できているのか」から、趣味の候補を考えるのもおすすめです。準備の手間と時間をかけなくてもよいものから、楽しめそうな趣味を探してみましょう。
子育て中におすすめしたい趣味10選
子育て中におすすめしたい趣味を10種類選んで紹介しますので、それぞれの楽しみ方などを見ていきましょう。
1.お菓子作り
お菓子作りは、材料費と時間を捻出できれば楽しめる趣味です。美味しいお菓子を自作できれば達成感がありますし、それを食べた子どもの顔を見るのも幸せな瞬間を味わえるでしょう。
また、子どもがお手伝いをしてくれる年頃であれば、一緒にお菓子を作るのも楽しいものです。複雑な工程はママが担当して、飾りつけを子どもに任せるなど、役割分担をするのも良いでしょう。子どもは達成感を得られますし、親としては成長を間近で感じることができます。
2.ハンドメイド
独身時代にビーズアクセサリーやタペストリーを作った経験があれば、ハンドメイドを子育て中の趣味にしてみても良いでしょう。
ハンドメイドグッズは実用性があるため、インテリアにしたり子どもの小物類を作ったりと、何かと役に立ちます。また趣味が高じて、ネットを通じて販売する人も多いようです。
子育て中におすすめしたいハンドメイドには、以下のようなものが挙げられます。
- プリザーブドフラワー
- ビーズアクセサリー
- 小物や服作り
- レジン
- ハーバリウム
また、多くのハンドメイド素材は100円均一などでそろえられるため、低予算で始められるのも嬉しいポイントです。
3.読書
子どもが生まれる前までは読書をしていた人でも、子育て中には本を読む時間を確保できなくなってしまった場合もあるでしょう。
読書は子どもがお昼寝したタイミングや、幼稚園へ行っている時間帯などにじっくりと楽しみたいものです。
とはいえ午前中は家事などに追われて時間の確保が難しい場合が多いでしょう。もし可能であればパパが休みの日に子どもの面倒を見てもらい、図書館や書店に行くと気分転換になります。
4.資格の勉強
資格の勉強は没頭した時間を過ごせる上に、将来に役立つ可能性が高いため、一石二鳥の趣味だといえます。
自分が就いていた仕事に関連する資格であれば復職に役立つケースもありますし、子育てに関する資格は自分の子育てにも活かしやすいでしょう。具体的には子育て心理アドバイザーや食育実践プランナーなどがおすすめです。
5.楽器演奏
子どもの頃にピアノを習っていたり、学生時代に吹奏楽部へ所属していたりと、音楽経験があるママさんも多いかもしれません。
自宅に以前使っていた楽器があれば、再び演奏してみることもおすすめです。趣味で音楽に取り組むと、本当の意味で音を楽しむことができるでしょう。
また、カスタネットやトライアングルなど、子どもと一緒にリズムを楽しめる楽器もおすすめです。ママがピアノを弾いて、子どもと一緒に歌ってみると、楽しい時間を過ごせるでしょう。
6.ガーデニング
プランターや庭の一角を利用したガーデニングも、子育て中におすすめしたい趣味のひとつです。美しい花を咲かせられると幸せな気分を味わえるでしょう。
また野菜を育ててみると、収穫する喜びや食べ物を作る苦労を知ることができます。子どもが苦手な野菜を一緒に栽培すると、子どもが自然と食べられるようになるかもしれません。
最近では、簡単に栽培し始められるキットも出回っていますので、気軽に始められることも嬉しいポイントです。
7.ウォーキング
ウォーキングは、歩きやすいシューズとウェアさえそろえれば、手軽に始められる趣味です。有酸素運動となるため、美容・健康にも効果があります。
続けられる自信がない人は、無理にウォーキングをやろうと思わず、まずはいつもと同じ格好で少しだけ遠くまで歩いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
少しずつ歩く距離を伸ばして、続けることが大切です。子どもが歩ける年頃であれば、近くの遊歩道や公園を散歩してみても良いでしょう。
四季の移り変わりを肌で感じながら子どもと一緒に歩いていると、ストレスを発散できますし、子どもの成長を発見することにもつながるかもしれません。
8.オンラインフィットネス
子どもが生まれたばかりでも体を動かしたい人は、オンラインフィットネスを利用することをお勧めします。
インストラクターによる指導が家でもリアルタイムで受けられるため、手軽かつ効果的に運動できます。金銭面でもリーズナブルであることがほとんどです。
また、リアルタイムで指導を受けられるオンラインフィットネスの場合、中断しなければならなくなったときでも、無料で再受講できる制度が整えられていることもあります。
9.ブログ作成
自由時間を活用して、育児や趣味に関するブログを始めるのもおすすめです。育児に関するブログは日記のように思い出となりますし、パソコン操作や文章作成能力の向上も期待できます。
また、楽天やAmazonで購入した商品を紹介する「アフィリエイトプログラム」をブログに取り入れると、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるかもしれません。
自分で調べてサイトを作ったり、記事を作ったりする時間は集中することにもつながり、費用もあまりかけずに始められるのも嬉しいポイントです。
10.英会話
小学校でも英語授業が必修化されており、英語を読み書きできるのが当たり前の時代になりつつあります。小さな子どもがいるママでも「英会話」は短時間から取り組めますし、スキルアップを実感しやすい趣味だといえます。
最近では、スマホアプリやゲームで英会話を学習できるものも多くリリースされているため、息抜きしながら英語を身に付けられるでしょう。
子育て中の趣味についてよくある3つの質問
子育て中の趣味についてよくある質問には、以下の3つが挙げられます。
- 質問1.子どもと一緒にできる趣味にはどのようなものがありますか?
- 質問2.趣味を楽しむ時間の作り方のコツを教えてください
- 質問3.趣味を楽しむときに子どもを預けられる施設はありますか?
ここではそれぞれの質問に対する回答をご紹介していきますので、詳しく見てみましょう。
質問1.子どもと一緒にできる趣味にはどのようなものがありますか?
子どもと一緒に楽しめる趣味には、以下のようなものが挙げられます。
屋内で楽しめる趣味
- ぬり絵
- ゲーム
- 料理・お菓子作り
- ヨガ
- 楽器演奏
屋外で楽しめる趣味
- スポーツ
- キャンプ
- ウォーキング
- ガーデニング
- 動物園や美術館めぐり
屋内外いずれの趣味でも、家族で一緒に過ごせる機会を増やし、思い出を作ることにもつながります。子どもが小さいうちは自分たちの好みを優先して、趣味の時間を過ごすようにしてみてください。
質問2.趣味を楽しむ時間の作り方のコツを教えてください
趣味を楽しむには、余暇時間を生み出さなければなりません。時間を作るコツには、以下の3つが挙げられます。
- 短時間でできる趣味を始める
- 子どもと一緒にできる趣味を作る
- 夫婦で協力する
まずは、趣味自体に時間をかけなくても楽しめるものから始めてみましょう。子どもと一緒に楽しめる趣味であれば、子どもや家事の状況をそこまで気にしなくても始められます。
どうしても、1人で時間を過ごす趣味の場合、夫婦でお互いの時間を確保するように役割分担してみてください。
可能な限り、公平感がある分担をすれば、お互いの不満が溜まることもないはずです。
質問3.趣味を楽しむときに子どもを預けられる施設はありますか?
子どもを預けられる公的・民間サービスや施設には、以下のようなものが挙げられます。
- 保育園の一時預かり
- ファミリー・サポート・センター
- ベビーシッターサービス
- ショートステイ
- トワイライトステイ
趣味を楽しむ以外にも、急病や仕事の都合で預かってもらわなければならないことも考えられます。そのため、まずは利用する可能性があるサービスへ問い合わせの上、申し込みをしておくことをおすすめします。
まとめ
子育てしていても趣味を楽しむといった自分の時間を持つことで、ストレス発散効果が期待できます。独身時代よりもできることは少なくなるかもしれませんが、子どもがいることで新たな楽しみ方を発見できるかもしれません。
子どもと一緒に楽しむ方法を覚えたり、夫婦で分担しあってそれぞれの時間を作りあったりと、趣味を楽しむためにできることはたくさんあります。ぜひこの記事を参考にして、自分の時間を大切にするきっかけにしてみてください。
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