内祝いを贈る際、どのようなギフトが喜ばれるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。忙しい現代においては、手軽にギフトを選べるアプリの利用がおすすめです。
本記事では、内祝い選びにおすすめのギフトアプリや内祝いを選ぶ際のポイント、注意点をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
内祝いとは?
「内祝い」とは、文字通り「内輪(身内)でのお祝い」を意味します。「お返し」として解釈されるのが一般的ですが、本来の内祝いは贈り物に対する返礼ではありません。
昔は、家族に喜ばしい出来事があった場合、「喜びのお裾分け」として、親戚や近隣、日頃お世話になっている人々に喜びを伝えるために宴を開いたり、贈り物をする風習がありました。このようなお祝いごとが、本来の内祝いの意味となります。
また、お祝いをいただいたかは関係なく、家族の喜びを共有し、縁起のよい品物としてお赤飯や紅白餅、砂糖などを贈るのが内祝いの本質でした。
内祝いを選ぶ際のポイントは3つ
次は、内祝いを選ぶ際のポイントについて解説します。
- 贈る相手の好みやライフスタイルに合わせる
- 内祝いの定番商品は素材にこだわる
- 過去に自分が嬉しかったものを参考にする
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.贈る相手の好みやライフスタイルに合わせる
家族がいる方には、家族全員で楽しめるお菓子や食べ物のギフトが喜ばれます。一方で、一人暮らしの方には、実用的で生活に役立つアイテムがおすすめです。
また、複数人に贈る場合は、分けやすい個包装のギフトを選ぶと便利です。さらに、さまざまな種類のお菓子が入った詰め合わせは、幅広い年齢層や好みに対応できるため、多くの人に喜ばれます。
2.内祝いの定番商品は素材にこだわる
内祝いに最適なギフトといえば、お菓子や乾物といった食料品や、タオルなどの日用品が定番です。贈る相手は、過去にこれらのギフトを何度も受け取っている可能性があります。
このため、ほかのギフトと差別化を図るためには、定番でありながらも素材や品質が特別なものを選ぶのがおすすめです。たとえば、特別な産地の食材や、こだわりの製法で作られたアイテムを選ぶと、贈り物の価値が引き立ちます。
3.過去に自分が嬉しかったものを参考にする
贈り物を選ぶ際は、自分が過去に受け取った「便利だったもの」や「食べておいしかったもの」であれば、自信を持って大切な人に贈れます。
普段から素敵な手土産や贈り物を受け取った際には、手帳やスマートフォンのメモ機能に商品名やブランドを記録しておくのがおすすめです。自分だけの贈り物リストは、出産祝いや新築祝いなど、さまざまなシーンで役立ちます。
内祝いを贈るときの注意点は3つ
次は、内祝いを贈るときの注意点について解説します。
- 相場の目安を理解する
- 1か月以内に贈る
- お礼状を送る
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.相場の目安を理解する
内祝いを贈る際の金額の目安は、いただいた品物の半額(半返し)から3分の1程度です。たとえば、1万円のお祝いをいただいた場合、3500円〜5000円程度で、5000円のお祝いなら1700円〜2500円の品物をお返しするのが一般的です。
しかし、場合によっては半返しが適切でない場合もあります。たとえば、10万円のお祝いをいただいた場合や、逆に1000円程度のお祝いの場合、半返しが金額的に見合いません。
この場合、旅行などの際に購入したお土産を贈るのがおすすめです。お土産は特別感があり、金額に囚われず感謝の気持ちを伝えられます。
2.1か月以内に贈る
一般的には、お祝いをいただいてから1か月以内に内祝いを贈るのが適切とされています。しかし、あまりにも早く送ると、事前に準備しているように見られるため、少し時間を置くのが望ましいです。
また、地域や家族の習慣によっては異なるルールが存在する場合もあるため、地元の風習に従うようにしましょう。内祝いを贈る際には、相手への感謝の気持ちを込めて、丁寧に選んでください。
3.お礼状を送る
お祝いをいただいた際には、できるだけ早くお礼状を送る必要があります。お礼状の内容は、結婚祝いと出産祝いで異なります。
- 結婚祝いのお礼状
新生活に対する期待や、いただいた品物への感謝の気持ちを伝える。さらに、今後のお付き合いをお願いする一言や新郎新婦の名前(旧姓も含む)、新居の住所と連絡先も記載する
- 出産祝いのお礼状
品物への感謝や赤ちゃんの名前(読み方や由来)、性別、母子の近況などを詳しく書き添える。さらに、今後の支援をお願いする言葉や、相手の健康と成功を祈る言葉を添えのが望ましい
どちらのお礼状にも、内祝いの品を贈る予定がある場合は、その旨も記載しておきましょう。
内祝い選びにおすすめのギフトアプリ6選
次は、内祝い選びにおすすめのギフトアプリについて紹介します。
- レター
- TANP
- Anny
- Gift Pad
- LINEギフト
- giftee
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.レター
参考:レター:子供の写真カレンダー作成!自宅や両親へ手紙やギフトに
「レター」は、毎月写真を1枚選んで、フォトカレンダーを作成できるサービスです。作成したフォトカレンダーはアプリから簡単に直接ポストに届けられます。
100文字までメッセージを入れられるため、お子様のベストショットとともに、離れて暮らす両親への贈り物として最適です。
初回注文では、3通のレターが無料で作成可能です(送料別)。また、別売りでレターブックが販売されており、1年分を1冊に収納できるようになっています。
2.TANP
参考:TANP
「TANP(タンプ)」は、国内最大級のギフトECサイトで、豊富な品揃えとおしゃれな商品が多いのが特徴です。また、ラッピングやデコレーション対応が充実しており、綺麗な包装や手渡し用紙袋、ダンボール装飾、メッセージカードのほか、お花の同梱も可能です。
公式アプリを使用すれば、送る相手や贈答目的、シチュエーションに合わせて多くの商品から最適なギフトを選べます。さらに、最短で翌日に届けられるため、忙しくて店舗に行く時間がない場合に便利です。
3.Anny
参考:Anny
「Anny(アニー)」は、誕生日や結婚、出産祝いなど、多様なシーンで最適なギフトを見つけるためのギフトアプリです。アプリ内では、美容やファッションのアイテムが豊富に揃っており、専門のバイヤーが厳選した商品も多くラインナップされています。
また、ギフトは受取専用URLを通じて贈れるため、相手の住所を知らなくてもプレゼントを届けられます。
4.Gift Pad
参考:Gift Pad
「Gift Pad(ギフトパッド)」は、スマホを使用して注文でき、Web上でギフトを選べるカタログギフトアプリです。結婚祝いや出産祝いといったフォーマルなシーンで人気のカタログギフトをオンラインで完結できます。
3000円〜3万円までの幅広い価格帯のカタログを取り扱っており、贈り主は好みのカタログを選んでメールやSNSで送信が可能です。受取主は受取URLから商品を選ぶため、物理的なカタログのやり取りが必要ありません。
5.LINEギフト
参考:LINEギフト
「LINEギフト」は、LINEが提供するギフトアプリで、LINE上の友だちに電子チケットや配送ギフトを簡単に送れます。また、豊富な270種類以上のデザインを持つメッセージカードを添えられるのが特徴です。
可愛いイラストや自由に入れられるメッセージで、ギフトを送る際の個性を表現できます。さらに、相手が希望するギフトを直接確認できる機能も搭載しており、送る側の負担が軽減できます。
6.giftee
参考:giftee
「giftee(ギフティ)」は、受取専用URLを通じて、贈れるソーシャルギフトを提供するギフトアプリです。スターバックスやコンビニスイーツ、ファストフードなどのギフト券を含む600種類以上のギフトが用意されており、受取主は実店舗でこれらのギフト券を利用できます。
また、ギフト金額も100円程度から選べるため、大きなイベント以外にも、日々のちょっとしたお礼やお祝いなど、カジュアルなシーンでの贈り物にも最適です。
内祝いアプリでよくある3つの質問
最後に、内祝いアプリでよくある質問について紹介します。
- 質問1.内祝いの種類は?
- 質問2.内祝いで贈ってはいけないものは?
- 質問3.「内祝い」と「お返し」の違いは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.内祝いの種類は?
内祝いにはさまざまな種類があり、贈る場面や品物の選び方が異なります。以下が代表的な内祝いの種類です。
- 結婚内祝い
結婚式で引き出物をお渡しするのが一般的だが、招待できなかった方からお祝いをいただいた場合は、別途内祝いを贈るのが望ましい
- 出産内祝い
赤ちゃんが生後1か月になる頃に贈るのが一般的。品物の相場は結婚内祝いと同様に、いただいたお祝いの半額~3分の1程度で、のしは紅白の蝶結びを使用する
- 入学内祝い
入学祝いへのお返しとして贈る品物で、相場はほかの内祝いと同じく、いただいたお祝いの半額〜3分の1程度。入学式後1か月以内に贈るのが一般的
- 新築内祝い
招待できなかった方や高額なお祝いをいただいた場合には、別途品物を贈るのが望ましい。のしは紅白の蝶結びを使用し、表書きは「内祝」とする
質問2.内祝いで贈ってはいけないものは?
どれだけ高価で豪華な品物でも、受け取る人に不快な思いをさせる可能性があるものは避けましょう。たとえば、刃物類は「縁を切る」というイメージがあり、贈り物としては好まれません。
また、靴や靴下は足で踏むものであるため、目上の方への贈り物には適していません。さらに、櫛は「苦」や「死」を連想させるため、避ける必要があります。
葬儀や法事で使用される場面の多い日本茶や塩も、祝い事には不向きです。これらの点に注意し、心から喜んでもらえる内祝いを選びましょう。
質問3.「内祝い」と「お返し」の違いは?
「内祝い」と「お返し」は似ているようで、実は異なる概念です。「内祝い」は、家族や親しい人々に幸せな出来事を報告し、その喜びを共有するための贈り物です。
これは、お祝いをもらわなくても行われるもので、感謝の気持ちが込められています。一方、「お返し」は、お祝いを受け取った場合に、そのお祝いのお礼として贈る物を指しています。
まとめ
本記事では、内祝い選びにおすすめのギフトアプリや内祝いを選ぶ際のポイント、注意点をご紹介しました。
内祝いとは、お祝いをいただいた際に感謝の気持ちを込めて贈るお返しの品物です。選ぶ際のポイントとして、贈る相手の好みやライフスタイルに合わせたものや過去に自分が嬉しかったものを参考にするのがおすすめです。
さらに、内祝いの定番である、食品や日用品は素材にこだわった商品を選ぶと喜ばれます。また、贈る際の注意点として、いただいたお祝いの半額から3分の1程度の品物を選んで、1か月以内に贈るようにしましょう。
なお、次のページでは、写真プリントができるアプリ・サービスをご紹介しています。
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