公立保育園に通う4つのメリット!デメリットや私立との違いもご紹介します

子育て

認可保育園には公立と私立、2種類の保育園があります。公立と私立保育園は、どのような違いがあるのでしょうか。また公立保育園に子どもを通わせるメリットがあれば知りたいですよね。

本記事では公立保育園に通うメリットやデメリット、私立保育園との違いについて解説します。これから子どもを公立保育園へ預けたいと考えている方は、ぜひご参考にしてください。

公立保育園に通う4つのメリット

保育園は認可保育園・認可外保育園があります。さらに認可保育園の中には、公立・私立保育園があり、各園でさまざまな保育が実施されています。

まず最初は、公立保育園に通うメリットを解説していきます。料金、行事、保育内容などについてお話するので、公立保育園への入園を検討されている方は最後までご覧ください。

1.追加費用がかからない園が多い

認可保育園であれば公立・私立であるかで保育料の違いはなく、保育料は世帯年収などの条件によって設定されています。一方、公立と私立保育園では、別途かかる費用に違いがある場合が多いです。

公立の保育園は持ち物の指定や習い事など、追加費用がかからないことが多い傾向にあります。また特別にお金がかかる行事も少ないため、出費は必要最低限に抑えられるでしょう。

2.保育士の数が確保されている

公立の保育園はいずれも認可保育園のため、保育士の配置基準が定められています。たとえば0歳児クラスの場合「子ども3人につき、保育士は1人」と規定されています。

このように子どもの人数に対し、適切な数の保育士がクラスに配置されるため、預ける親としても安心感があります。子どもの行動は予測がつかないことも多いことから、保育士の数が確保されていると、事故や怪我の防止にもつながるでしょう。

3.経験が長い保育士が多い

公立保育園は、14年以上の保育士が常勤保育士の4割を占めています。私立の場合は2割程度となるため、公立保育園の方が経験が長い保育士が多いといえるでしょう。

公立保育園で働く保育士は公務員であることからも、保育業界の中では比較的高い給与設定になっています。また公務員のため産休・育休を取得しやすく、仕事復帰して定年まで勤め上げる方も多いと考えられます。

その結果、長く勤めているベテラン保育士が、私立保育園よりも多い傾向にあります。

4.園庭がある園が多い

公立保育園は歴史が長い園も多く、ゆとりを持って作られている傾向にあります。そのため比較的ゆったりとした、広めの園庭がある園も多く、子どもがのびのびと過ごせやすいでしょう。

園庭があると走り回ったり泥遊びしたり、縄跳びをしたりと、保育園での遊びの幅が広がります。特に外遊びが好きなお子さんには、特に嬉しいメリットです。

公立保育園に通う3つのデメリット

次に、公立保育園に通うデメリットを3つ解説してます。事前にデメリットを把握しておくことで、不安が軽減されるでしょう。

1.保育時間に制限のある園も

地域や園にもよりますが、公立の保育園は延長保育を行なっていない園が多い傾向にあります。そのため18時に保育園が閉まる園が多いでしょう。

フルタイムで仕事をしている方にとっては、18時にお迎えに行くとすると、移動時間も含めると遅くとも17時半には仕事を切り上げなければならず、難しい人も多いのではないでしょうか。迎えにいくのが厳しい時間帯になるでしょう。

このように延長保育が実施されていないと、仕事を早めに切り上げなければならず、さまざまな調整が発生します。

2.保育士に異動がある

公立保育園で働く常勤保育士は、公務員です。そのため、異動があります。仮に異動が発生しても、保護者や子どもに伝えるのは異動直前になることがほとんどです。

そのため、自分の子どもが卒業するまで保育士が必ずその園に在籍するとは限りません。子どもの中にはショックを受ける子もいるでしょう。ちなみに、毎年何名かは異動があります。

3.平日に行事が多い

公立保育園では行事のうち、運動会以外の行事は平日に行われることが多いです。具体的には発表会や保育参観などが該当します。

もし行事に参加するとなると、平日に休みを取る必要があります。なかなか平日に休みが取りにくい職場だと、こうした行事に参加しにくくなるでしょう。

全ての行事に参加できなくとも、子どもの貴重な晴れ姿を見るために、大事な行事には参加できると良いかもしれません。

公立・私立保育園の3つの違い

次に、公立保育園と私立保育園の違いについて解説します。公立と私立保育園の違いはさまざまありますが、保育士の経験年数や保育内容、費用における違いを見ていきましょう。

1.保育士の経験年数

厚生労働省の調査によると、公立・私立問わず、常勤保育士の約半数は経験年数8年未満を占めています。その傾向は私立保育園の方が顕著です。

そのため私立保育園の方が、公立保育園よりも比較的経験年数が低い保育士が働いている可能性が高いでしょう。

参考:厚生労働省|平成27年社会福祉施設等調査

2.保育内容

公立・私立問わず、保育園は各園でさまざまな特色のある保育が実施されています。とはいえどちらかと言うと、その傾向は私立保育園の方が顕著といえます。

私立保育園の中には、英語やリトミック、体操など、さまざまな種類のプログラムが設置され、独自性のある保育を実施しているところもあります。

3.費用

保育園の料金形態は、認可保育園か認可外保育園かで変わります。そのため公立・私立問わず、認可保育園に該当する保育園は保育料が同じです。

認可保育園や認可外保育園のどちらも、年収やさまざまな条件で、保育料が決まります。認可保育園では公立・私立でも料金に違いがありませんが、以下のような料金は私立保育園の方がかかる可能性が高いといえるでしょう。

  • 習い事にかかる諸費用
  • 指定の持ち物に関する費用

公立だと追加料金は延長保育料ぐらいで、持ち物の指定がない園も多い印象です。

保育園選びのポイント

公立の保育園、つまり認可保育園への入園を希望する場合、自治体に申請書を提出する必要がありますが、その際に希望する園を記載します。

各家庭によって何を保育園に求めるか、保育園を選ぶ際に何を重要視するかは異なりますが、一般的な保育園を選ぶポイントを挙げると以下の通りです。

  • 家もしくは勤務先からの距離
  • 園の雰囲気
  • 園庭の有無
  • 開催される行事の内容
  • 保育カリキュラム
  • 延長保育の有無
  • 料金 など

保育内容や教育方針、保育園全体の空気感を実際に見た上で、希望する園を選んでいきましょう。

まとめ

ここまで公立保育園のメリットやデメリット、私立保育園との違いを解説しました。

公立・私立問わず、経験年数が低めの保育士が8割を占めています。歴14年以上のベテラン保育士は公立では4割以上、私立では2割程度と、公立保育園の方が経験年数が高い保育士が多い傾向にあります。

他にも公立保育園は私立よりも、習い事や指定の持ち物などにかかる費用が発生しない園が多く、費用を安く抑えられるのも嬉しいポイントです。色んなことを学びながら成長できる公立の保育園を、ぜひ1度見学に行ってみてくださいね!

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