保育園は体調不良のとき以外でも休めるのでしょうか。実際は体調不良以外でも、今後さまざまな理由で保育園を休むことになるかもしれません。登園や欠席連絡の規定は保育園ごとに異なるため、一度確認しておくとよいでしょう。
今回の記事では、保育園における体調不良以外の休みの理由や欠席連絡の手段、休みを伝えるときに心がけたいことについて解説します。
体調不良以外で休んでも大丈夫
保育園は子どもの体調不良以外でも、親の仕事が休みの日は登園を見送ることになります。他にもさまざまな理由で保育園を休むことがあります。
保育園によって対応が異なる場合が多いため、悩んだら保育園に相談しましょう。中には、親子の時間を大切にしてほしいと、家族都合でのお休みに積極的な園もあります。
体調不良以外で休むときの理由は主に4つ
保育園を体調不良以外で休む場合、以下のような理由が挙げられます。
- 保育園へ行きたがらない
- 法事に出席する
- 感染症への不安がある
- 親の仕事が休みになった
ここではそれぞれの詳細を解説しますので、子どもを休ませるときの参考にしてみてください。
1.保育園へ行きたがらない
子どもが「保育園に行きたくない」と言うこともあるでしょう。その際は保育園と相談の上、場合によっては休むのも一つの方法です。もちろん、親が仕事で難しい場合は行かせるしかないときもあるでしょう。
いくら保育園が好きな子でも「なんとなく行きたくない」「ママ・パパと一緒にいたい」と思うときもあるはずです。そんな時は無理やり行かせるのでなく、まずは子どもの気持ちに寄り添い、担任に相談することも大切です。
ただし子どもが「保育園に行きたくない」と言ったからと、毎回保育園を休ませるのは、子どもの休み癖がつきやすいためおすすめできません。
もし子どもが「保育園に行きたくない」と連日訴えるようであれば、保育園と早めに相談・話し合う機会を設けた方が良いでしょう。場合によっては環境を変えることが必要なのかもしれません。
2.法事に出席する
身近な人に不幸があった場合も、保育園を休むことになります。子どもと亡くなった方との関係性によっては、欠席ではなく忌引き扱いになる場合もあるでしょう。
忌引き扱いになる場合は休むのが一般的です。しかし親の仕事関係の法事といった、子どもとあまり関係が深くない場合は、保育園と相談の上、登園することもあるでしょう。判断に迷ったら保育園に相談することをおすすめします。
3.感染症への不安がある
季節性のインフルエンザや手足口病、新型コロナウイルス感染症など、さまざまな感染症に対し不安に感じる場合、保育園と相談して必要によっては一定期間休むケースも考えられます。
子どもは抵抗力が弱いため、さまざまな感染症にかかりやすいことから、不安になることも多いでしょう。保育園は子ども同士の距離が近いため、より不安に感じやすいものです。少しでも不安に感じるなら、保育園に相談してみましょう。
4.親の仕事が休みになった
親が仕事休みの日は、原則として保育園に登園できないためお休みになります。ただし中には親が休みの日でも、子どもの保育をお願いできる園もあるようです。
平日休みが取れたら、子どもと一緒に外に出掛けて過ごしたりと、家族団欒の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
保育園を休ませるときの連絡手段は3つ
保育園を休ませるときの連絡手段は、以下の3つが挙げられます。
- 前日に直接伝える
- 当日は9時までに電話する
- 保育園のルールに沿って連絡する
保育園を休ませる場合、連絡手段や方法は園によって異なる場合があります。心配な場合は、保育士に聞いたり入園書類を確認したりするとよいでしょう。
1.前日に直接伝える
事前に休むと決めている場合、遅くとも前日のお迎えの際に伝える、もしくは電話、連絡帳などで直接伝えましょう。そうすれば当日慌てて連絡しなくて済みます。
ただし前日だと確認漏れが発生しやすいため、できる限り保育園には休む予定が決まった段階で、早めに伝えることをおすすめします。
2.当日は9時までに電話する
当日に子どもが熱を出したり、親の都合で急に休みを取らなければならなくなるケースもあるでしょう。当日に休みを伝える場合、既定の時間までに電話で欠席を伝えましょう。
おおよそ9時までに保育園に電話連絡を入れる規定となっている園が大半ですが、保育園によって規定の時間は異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。
3.保育園のルールに沿って連絡
保育園によっては、欠席の伝え方がルール化されている園があります。電話連絡や連絡帳での連絡をはじめ、アプリを利用して連絡する場合もあるようです。また前日までは連絡帳、当日は電話で連絡など、前日と当日で連絡方法を分けている園もあります。
ルールと違う方法で欠席連絡をすると先生たちの手間がかかるため、保育園のルールに従い欠席連絡を行いましょう。
休むときに心がけたい3つのこと
保育園を休むときに心がけたいことには、以下の3つが挙げられます。
- 嘘をつかない
- 続けて休むときは早めに伝える
- 行事前は担任に相談する
ここではそれぞれの詳細を解説していきますので、参考にしてみてください。
1.嘘をつかない
保育園を休む際は、正直に状況を伝えましょう。例えば子どもが保育園に行きたがらないのに、体調不良を理由に欠席の連絡をすると、先生を心配させるほか、翌日以降に登園した際に保育園側に余計な配慮をさせてしまう恐れがあります。
また子どもに口裏合わせるために「先生やお友達にはお腹が痛いって伝えておいたからね」と言ったとすると、子どもも後ろめたさを感じやすいでしょう。
仮に子どもが保育園に行きたがらないことを理由に休んだとしても、保育園に正直に伝えた方が状況も改善しやすく、必要な手立てが取りやすくなります。
保育園側からしても嘘の理由を伝えられては、保護者に不信感が募りやすいものです。
このように保育園を休む際は、理由を正直に伝え、保育園とよい関係を築いていきましょう。
2.続けて休むときは早めに伝える
法事や長期旅行など、続けて休む必要があるケースもあります。その場合は早めに保育園に伝えておくと安心です。
保育園に休む理由を早めに伝えておけば、保育園もスムーズな対応が行いやすくなり、連絡事項や配布物が事前に共有される可能性もあります。また園によっては長期間休む場合は休園扱いになり、保育料や給食費が免除になるケースもあります。
3.行事前は担任に相談する
運動会や学芸会など行事前に休みを取る場合は、事前に担任に相談しましょう。行事前は練習や役割分担を決めたりと、やるべきことがたくさんあるためです。
突発的な体調不良や事情が発生した場合は仕方ありませんが、行事前は園全体で行事に向けてさまざまな準備が行われるため、できるだけ早めに休むことを伝えておくとよいでしょう。
まとめ
保育園は体調不良以外でも、さまざまな理由で休むことがあります。欠席連絡の方法は保育園によってルールが異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
原則として事前に休む予定が決まっている場合は、できるだけ早めに保育園に伝えておくことをおすすめします。もし休むかどうか悩んだ場合は、まず保育園に相談してみてください。
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