「2歳から習い事は早い?」と思ってしまいがちですが、2歳から通える習い事はスイミングやリトミックなどたくさんあります。2歳から習い事に通うことで感受性が豊かになったり、コミュニケーション能力が培われたりとさまざまなメリットがあります。
子どもの興味や関心に合わせて、習い事を検討してみてはいかがでしょうか?本記事では2歳から習い事を行うメリットや、2歳児におすすめの習い事を紹介します。
2歳児とはどんな時期?
2歳児は体もしっかりとして、走り回ったり飛び跳ねたりと、動きが活発になる年齢です。音に合わせて歩いたり・止まったりすることもできるようになり、表現力が身につき始める時期です。
また2歳児は自我の発達に伴い「イヤイヤ期」が訪れる時期でもあります。思うようにできないことがあると、泣いたり大きな声で喚いたりと大変な時期ですが、成長の大切な過程です。
2歳児からの習い事は早いのか?
「2歳から習い事を始めるのは早いのでは?」と思うかもしれません。しかし2歳から習い事を始めると、感受性や集中力が高めやすくなり、決して早すぎるわけではありません。
また習い事をすることで、普段とは違う友達と出会う機会にもなり、コミュニケーション能力も身につけられやすいでしょう。
とはいえスポーツの習い事はまだ早い時期といえます。動き回れるようになったとはいえ、身体能力はまだ完全に発達していないため、体への負担が少ない習い事を選ぶとよいでしょう。
2歳児から習い事を始める4つのメリット
2歳児から習い事を始めるメリットには、以下の4つが挙げられます。
- コミュニケーションの場が広がる
- 学ぶことの楽しさを知れる
- 脳の発達に効果がある
- 集中力がアップする
ここではそれぞれについて詳しく解説しますので、見ていきましょう。
1.コミュニケーションの場が広がる
2歳から習い事を始めると、保育園や幼稚園に通っている子どもでも、いつもと違う友達と出会えるきっかけが得られます。
そのためコミュニケーションの場が大きく広がり、さまざまな人と関わることからコミュニケーション能力が高まりやすいでしょう。
情緒面での成長や言葉の習得が進む時期だからこそ、周囲の人からたくさんの刺激を受けることで協調性を育むことも期待できます。
2.学ぶことの楽しさを知れる
2歳は情緒面での成長や言葉の習得が進む時期であり、興味のある習い事であれば時間を忘れて取り組むでしょう。その結果知らないうちに「できないことをできるようになる」といった楽しさや達成感を得られる可能性が高いといえます。
こうした積み重ねにより学ぶことの楽しさを覚え、小学校へ入学した後にも成長の手助けとなるでしょう。
3.脳の発達に効果がある
人間の脳は、3歳までにほとんどが完成するといわれています。そのため幼児期は脳を育むのに重要な時期といえ、この時期に体験したことがその後の成長に大きく関わるともいえるでしょう。
「三つ子の魂百まで」というように、小さい頃に得た経験はとても重要です。習い事を通じて幼い頃にさまざまな経験を重ねることは、脳の発達によい効果があります。
4.集中力がアップする
2歳児は周囲への関心や好奇心が高いため、一つのことに長時間集中するのは苦手な子が多いでしょう。
しかし習い事を通して「楽しい」と感じられれば、自然と一つのことに集中して取り組めやすくなります。継続することによって、少しずつ集中力を高めることにつながるでしょう。
とはい未就学児の集中力は長く持たないものですので、あまり過度な期待は持たず大らかな目で子どもと接するようにしましょう。
5.感性が磨かれ自立心が育つ
子どもにとって、習い事は新しい出会いや発見の連続です。習い事を通じてさまざまな物事に触れることで、子どもの持つ感性や興味・関心が引き出せやすくなるでしょう。
こうした体験を積み重ねることで、自主的に学ぶ・知ろうとする意欲が高まり、自立心や学習意欲の育みも期待できます。
2歳児から習い事を始めるデメリット
2歳から習い事を始めるのはメリットが多い一方、デメリットも以下のようにいくつかあります。
- 習い事を始めたことで遊ぶ時間が少なくなる
- 送迎や付き添いが必要で、両親に負担がかかる
日々の生活と習い事を両立させるためにも、習い事は少しずつ始めるのがよいでしょう。
2歳児から習い事を始める際の4つのポイント
2歳児から習い事を始める際は、以下4つのポイントを意識しましょう。
- たくさん褒めてあげる
- 体験教室や無料レッスンから始めてみる
- 続けられることを最優先する
- パパやママが心に余裕をもつ
子どもがより効果的に習い事を行うには、両親の理解や声かけが重要です。ここではそれぞれについて詳しく解説します。
ポイント1.たくさん褒めてあげる
親からたくさん褒められた子どもは自己肯定感が育まれやすく、自分から進んで新しい物事に取り組むといった前向きな行動が引き出されやすくなります。
習い事が終わった後、子どもは今日楽しかったことや頑張ったこと、できるようになったことを一生懸命伝えてくれるでしょう。その際しっかりと子どもの言葉に耳を傾け、些細なことでもたくさん褒めるように意識してあげてください。
ポイント2.体験教室や無料レッスンから始めてみる
2歳から習い事を始める際、子どもが楽しんで取り組めるか、いつもと違う環境で怖がったりしないかなど、不安に感じることもあるでしょう。その場合は、体験教室や無料レッスンから試してみることをおすすめします。
体験教室や無料レッスンでは詳しい説明を聞けるだけではなく、実際にレッスンを体験し教室の雰囲気を感じられるのは大きなメリットです。
最初から一つの教室に絞り込むのでなく、複数の無料体験を受けて内容・雰囲気を掴んでから通う教室を決めると良いでしょう。
ポイント3.続けられることを最優先する
子どもが幼い頃に行う習い事は、続けられることを一番に考えましょう。
そのためには、子ども自身が楽しんでいる習い事が一番です。親はせっかく習い事をさせるなら、少しでも学力や集中力を高めて欲しいとつい結果を求めがちです。
しかしせっかく通い始めても、子どもが楽しんでいない習い事はネガティブな気持ちを抱きやすく、「習い事は嫌なものと」記憶してしまうかもしれません。無理強いは避けて、子どもの様子を観察しながらふさわしい習い事を選んであげましょう。
ポイント4.パパやママが心に余裕をもつ
2歳は「イヤイヤ期」の時期でもあることから、教室へ行きたくないと駄々をこねたり、教室へ行っても泣き喚いたりすることもよくあることです。
子どもの気持ちが乗らないときは無理にレッスンを受けるのではなく、切り上げて帰るのも一つの選択肢です。両親が余裕を持ちながら通うように心がけましょう。
2歳からはじめられるおすすめの習い事5選
2歳からはじめられるおすすめの習い事は、以下の5つです。
- リトミック
- 英会話
- スイミング
- 体操教室
- 音楽教室
上記はいずれも2歳児の感受性や体力が養える習い事です。ここではそれぞれについて詳しく解説します。
おすすめの習い事1.リトミック
リトミックは、音楽に合わせて体を動かす習い事です。最近では、多くの保育園や幼稚園で取り入れられています。音楽に合わせて体を動かすことで、心身のバランスを整え、表現力や感受性が磨かれるとされています。
リトミック専門の教室以外にも、バレエスタジオが幼児向けにリトミックを取り入れている場合があります。将来的に子どもにバレエを習わせたいと考えている場合は、バレエスタジオで受けられるリトミックレッスンを選ぶとよいかもしれません。
おすすめの習い事2.英会話
英会話も昔から人気の習い事のひとつです小さな頃から英語に親しんでいると「英語を勉強している」というストレスを感じることなく、自然に英語が身につけられやすいでしょう。
小さい頃から英語に慣れ親しんでいる方が、ネイティブに近い発音で話せるとも言われており、2歳からの習い事にぴったりです。
おすすめの習い事3.スイミング
スイミングは、0歳児から通い始められる習い事です。2歳の場合もベビースイミングとして扱われる場合が多く、親子でプールに入るのが一般的です。
水中運動のため、身体へ負担をかけすぎることなく筋力の発達が期待できます。また体力向上も期待できるため、風邪をひきにくい体づくりにも役立つでしょう。
おすすめの習い事4.体操教室
小さい頃から体操を習っていると運動神経が発達しやすいと言われています。
柔軟性やバランス感覚を養うことにもつながり、体幹を鍛える効果も見込めます。2歳の体操教室は、過度な負担にならないようにリズム体操やボール遊びなどが中心です。
おすすめの習い事5.音楽教室
音楽の習い事といえばピアノが定番ですが、2歳の子どもでは鍵盤を弾く力も弱く、じっと座っていることも難しいでしょう。そのため2歳児向けの音楽教室は、伴奏を聴きながら歌ったり体を動かしたりするカリキュラムが中心です。
音感やリズム感覚は、幼い頃から親しんでいると身につきやすいとされています。音楽教室では2歳児には音楽に触れる楽しさを中心としたレッスン、3歳以降には本格的な楽器のレッスンに移行していくことが一般的です。
まとめ
「2歳で習い事は早いのでは?」と思ってしまいがちですが、2歳児でも通える習い事はさまざまあり、子どもの集中力や体力を培うのに有効です。普段とは違う人間関係に触れ合うことで、豊かなコミュニケーション能力を発達させるきっかけにもなるでしょう。
親としては成長を感じたいと焦りやすいものですが、子どもの好みや特性に合わせた習い事を選ぶと子どもが楽しく・長く続けられます。ぜひ複数の体験教室へ通いながら、最適な習い事を見つけてみてください。
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