認可外保育園や認可保育園の入園を検討する際は、事前に知っておくべきことがたくさんあります。この記事では、認可外保育園の入園予約やよくある質問などを解説します。ポイントを押さえて、自分たちにとって最適な保育園選びの参考にしてみてください。
認可外保育園(無認可保育園)の入園予約はいつからできる?
認可外保育園(無認可保育園)の入園予約において、チェックしておきたいポイントは以下の3つが挙げられます。
- 認可外保育園の申込方法
- 認可保育園の結果次第で辞退者が出る場合も
- 入園最終決定は3月ごろが目安
認可外保育園の申込方法
認可外保育園への申し込み方法は、入園を希望する園に直接申し込みます。園によって選考があったり、先着順に決定したりと入園基準はさまざまです。
また申し込み方が異なる園もありますので、募集要項を確認しましょう。認定を受けている認可外保育施設は、自治体に申請を出す必要がある場合もあります。
認可保育園の結果次第で辞退者が出る場合も
認可保育園の倍率が高い自治体では、認可外保育園であっても多数の申し込みがあると考えられます。ただ認可外保育園は認可保育園と併願して申し込みしてる家庭が多く、認可保育園の入園結果が出ると、認可外保育園を辞退する家庭も出てきます。
このように認可外保育園は、入園の申し込みが多数あったとしても、入園できる可能性はありますので諦めないようにしてください。
入園最終決定は3月ごろが目安
認可外保育園の申し込み状況は、認可保育園の入園結果の発表を受けて大きく変動します。
認可外保育園に入る可能性をできるだけ高めるためにも、申し込み時に家庭の事情をしっかりと説明し、保育の必要性を伝えておくことをおすすめします。
また預け先が決まったら認可外保育園の決定を待っている家庭のためにも、速やかに併願していた他の保育園へキャンセルの連絡を入れましょう。
認可外保育園の入園前に準備しておきたいこと
認可外保育園の入園前には、保育グッズの準備や病児保育、予防接種といった準備しておきたいことがいくつかあります。
まずは通園用のバッグや着替え、エプロン、お昼寝用の布団など、必要なグッズは園によって異なります。リストを作って、一つひとつそろえましょう。
病児保育の下調べもチェックしておきたいポイントです。病児保育は、子どもの病中・病後に保育が難しい状況でも、保育・看護ケアが受けられるサービスです。職場復帰してから、子どもの体調不良で焦ることのないよう、下調べや登録手続きなど入園前に済ませておきましょう。
またウイルスが蔓延したときの予防のためにも、入園前に予防接種を済ましておきましょう。
認可外保育園に関するQ&A
認可外保育園に関するQ&Aには、以下のようなものが多く寄せられています。それぞれの回答を紹介しますので、チェックしてみてください。
Q1.認可外保育園の入園予約にはお金が必要?
認可外保育園における入園予約金は、必要な園もあれば不要な園もあります。全体的には入園予約金を取らない園がほとんどです。
また入園予約金が必要な場合であっても、返金に関する取り扱いは異なる点にも注意が必要です。あくまでも認可外保育所への契約は民間同士となるため、入園予約金が必要な場合は支払ってでも申し込むか、諦めるかは個人ごとの判断が求められます。
「高額な予約金を取られた」という苦情もあるため注意が必要です。入園予約金に関しては園ごとに異なりますので、直接問い合わせて確認しましょう。
Q2.認可外保育園の情報を収集する方法はありますか?
認可外保育園の情報は、自治体に問い合わせるのがおすすめです。
自治体に設置されている保育園に関する相談窓口では、認可外保育園についても把握していることが多いです。他にも子育て支援センターや福祉センター、保健局のサイトでも情報は得られるでしょう。
ただし施設情報は最新の内容であるとは限らず、実態と異なる場合もありますので、不明点や申込状況は個別に問い合わせましょう。
Q3.認可外保活の予約や申込みで有利になる方法はありますか?
認可外保育園の選考方法は独自基準、先着順、抽選の3つが挙げられます。
独自基準は書類や面談の内容を見て総合的に判断する方法です。施設ごとにさまざまな基準があるため、一概に有利な方法があるとはいえません。
認可外保育園で多いのは、先着順と抽選です。先着順ではなるべく早く申し込むしかありませんし、抽選では有効な手段はないといえるでしょう。
先着順の場合、申込受付は前年の4月から始まっていることが多いです。妊娠してすぐに申し込むのは稀ですが、見学は早く始めても損することはありませんし、妊娠がわかった時点で始めてみてもよいでしょう。
先着順の場合「申し込みが早いほうが有利」と考え、焦りからすぐに申し込みしがちです。しかし、認可外保育園は施設ごとに質の差が大きいため、安易に申し込むことは避けてください。事前に必ず見学や説明会へ訪れるようにしましょう。
Q4.認可外保育園の申込数に目安はありますか?
自治体にもよりますが、時期を問わずに5施設ほどエントリーしておけば安心です。しかし激戦区となる自治体では、もっとたくさんエントリーしておかなければ、どこにも入園できない可能性もあります。
また認可外保育園は、居住条件なく申込可能な場合が多いため、状況に合わせて越境したり、勤務先周辺の施設を検討するのも良いでしょう。
申込時期が遅くなるほど、定員が埋まっている可能性も上がります。そのため問い合わせる件数は、想定よりも多く検討しておきましょう。
Q5.認可保育園に比べて認可外保育園の方が安いというのは本当ですか?
認可保育園の保育料は、世帯年収・住民税の金額によって決められています。そのため、共働きなどで世帯年収が高い場合、認可外保育園のほうが安くなる可能性も考えられるでしょう。
認可外保育園は保育内容などによって保育料が大きく異なるため、事前によく確認しましょう。
しかし、子どもが長時間過ごす保育園選びで保育料の優先順位を上げすぎると、ほかの項目が疎かになるおそれがあるため、注意が必要です。
Q6.認可外保育園で一時保育は利用可能ですか?
認可外保育園でも、一時保育を行っている場合もあります。しかし施設が独自に行っているため、自治体のWebサイトに掲載されていないこともよくあります。
一時保育を行っているか確認をするときは、認可外保育園のWebサイトや電話で直接問い合わせましょう。
まとめ
この記事では、認可外保育園の申し込み方法からよくある質問まで解説しました。子どもが生まれて、職場復帰を考えるときに保育園探しや申し込みは避けて通れません。
認可保育園に加え、認可外保育園も検討する家庭も多いでしょう。ぜひこの記事を参考に、最適な保育園探しに役立ててみてください。
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