【2023年最新版】おすすめの家事分担アプリ10選|利用するメリットや選ぶ際のポイントも解説!

子育て

「家事を分担したいけれどうまくできない」「指示を出さないと夫が動いてくれない」という悩みを抱える家庭は増えています。そんな家庭のサポートとして、家事分担アプリが注目されています。

このアプリは、日常の家事タスクを見える化し、家族間の役割分担やコミュニケーションを円滑にするツールです。しかし、さまざまなアプリが存在するため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。

本記事では、家事分担アプリを利用するメリットや選び方をわかりやすく解説します。おすすめの家事分担アプリも紹介しているので、参考情報としてぜひ活用してみてください。

家事分担アプリとは?

料理や洗濯、掃除など、家事は毎日休みなくこなす必要があります。一人暮らしの方は、それらすべてをひとりで行いますが、家族と一緒に住んでいる場合、分担して行うと負担が減少するでしょう。

そこで、家事分担アプリがおすすめです。アプリを活用することで、家事のスケジュールを効率的に管理したり、誰がどの家事を担当するか明確にしたりすることができます。

日常にあふれる家事を、効率的かつ楽しく進めるための強力なツールと言えるでしょう。

家事分担アプリを利用する4つのメリット

家事分担アプリを利用すると具体的にどのようなメリットがあるでしょうか。主に次の4つが挙げられます。

  • ワンオペの回避につながる
  • 家事の効率化を期待できる
  • 感謝を伝えるきっかけになる
  • 名前のない家事をタスク化できる

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

1.ワンオペの回避につながる

家事分担アプリの導入は、ワンオペの回避につながります。多くの家庭では、妻がワンオペになる大きな原因のひとつに、夫がどの家事を担当すればいいのか具体的に理解していないことです。

そこで、家事分担アプリにより、それぞれの家事タスクを「見える化」させることができます。また、料理・洗濯・掃除と大まかなカテゴリ分けだけでなく、靴の整理やトイレットペーパーの補充など、日常の中で意識されにくい家事もタスクとして追加や管理することも可能です。

タスクの見える化により、夫妻間での家事の偏りや「言わなくても気づいてやってほしい」というすれ違いを減少させることができます。また、アプリの活用によって、誰が何をどれくらい行っているか確認できるため、相手の負担や進捗状況を理解しやすくなります。

なお、次のページでは、ワンオペ育児の根本的な原因から負担に感じやすいこと、乗り越えるためのコツについて紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

関連記事:ワンオペ育児とは?ワンオペ育児になりがちな原因から乗り越えるコツまでご紹介

2.家事の効率化を期待できる

家事分担アプリで管理すると、家事の効率化が期待できます。気づいたときや流れでバラバラに家事を行っていたことが、家事分担アプリにより、具体的にタスクで表示されるため、優先順位をつけて効率的に作業を進めることが可能です。また、やり忘れや重複などのトラブルも防止できます。

そしてタスク管理により、自分がどれくらいの時間で特定の家事を終わらせることができるか、また、どの時間帯に最も効率的に作業できるかといったことが明らかになります。家事のやり方を自分のライフスタイルや環境に合わせてアレンジすることで、さらなる効率化にもつながるでしょう。

3.感謝を伝えるきっかけになる

家事の背景には「無償労働」という深刻な問題が存在します。これは、働いているにもかかわらず評価や対価が支払われない労働を指しています。

「有償・無償労働時間の男女比較(OECD加盟国ランキング)」のデータ結果では、日本の女性は29カ国中6位と非常に長い無償労働時間を持つ一方、男性の無償労働時間は29カ国中27位と明らかに偏りがあります。

この偏りや問題を正確に把握し、家事を公平に分担するためにも、家事分担アプリの活用はおすすめです。また、家事が見える化されるため、感謝の気持ちを相手に伝えやすくなります。

参考:無償・有償労働時間の男女比較、OECD加盟国ランキング2014年版

4.名前のない家事をタスク化できる

日常の中には、名前のない家事が多く存在します。たとえば、シャンプーの詰め替えや、リビングに残されたコップの後片付けなど、一つひとつは小さく単純で見落とされがちながらも、実際は手間がかかっている家事です。

家事分担アプリは、名前のない家事もしっかりタスクとして共有・管理することができます。また、アプリには通知やリマインダー機能が搭載されているため、習慣的に行う家事を忘れることなく、タスクを見落とすこともありません。

【目的別】家事分担アプリの選ぶ際のポイントは4つ

家事分担アプリのメリットが理解できたところで、次は家事分担アプリの選び方を紹介します。主なポイントは次の4つです。

  • 習慣化を目指す場合
  • 家事負担の平等を目指す場合
  • 家事自体が苦手な場合
  • 操作性を重視する場合

それぞれ詳しくみていきましょう。

習慣化を目指す場合

習慣化を考慮した家事分担アプリの選び方は、シンプルかつ必要な機能のみを備えたアプリを選択することがポイントです。多機能なアプリは一見魅力的に思えますが、その操作性や動作の複雑さから継続的な利用が面倒に感じてしまうかもしれません。

アプリを選ぶ際には、自分の必要とする機能が網羅されているか、またユーザーレビューで操作の複雑さや不具合の報告が少ないかを確認することがおすすめです。特に技術的な操作に自信がない方にとって、シンプルなデザインと機能性は非常に価値が高いと言えるでしょう。

家事負担の平等を目指す場合

家事の負担を平等に分けることを目指す際、アプリの中で家事の実施量が可視化できる機能を選択しましょう。家事にかかる時間や労力は人それぞれ異なるため、お互いに認識に差異があると、不満や誤解が生まれてしまう可能性があります。

そこで、行なった家事の量や時間を視覚的に示すことができるものが理想的です。この機能により、どれだけ家事を行っているのかを一目で確認でき、公平な分担を目指す際の調整材料として役立ちます。

家事自体が苦手な場合

家事が得意でない方には、ゲームの要素を組み込んだアプリをおすすめします。これらのアプリは、ユーザーの興味を引きつけて、続けさせるための独自の仕掛けが満載です。

たとえば、家事を完了するごとにポイントが貯まる仕組みや、特定のタスク達成時にバッジを受け取ることができるなど、ゲーム感覚で取り組めます。これにより、家事を行う動機付けが強化され、日常の家事をより楽しみながらこなすことが可能となります。

操作性を重視する場合

操作性が最優先の場合、有料版の家事分担アプリの選択を検討しましょう。無料アプリも利便性は高いものの、広告が挿入されたり一部機能が制限されたりすることが多いです。

有料版では広告が表示されないだけでなく、すべての機能を最大限活用することができます。また、他のアプリやツールとの連携もスムーズに行える場合が多いです。最適な操作性を追求するなら、アプリへの課金オプションを検討する価値があります。

おすすめの家事分担アプリ10選

ここでは、おすすめの家事分担アプリを10種紹介します。上記に挙げた家事分担アプリを選ぶ際のポイントも参考に、ライフスタイルや自分のニーズにあわせて活用してみてください。

1.Cross

1.Cross

引用:夫婦のためのToDo共有アプリ Cross「クロス」

「Cross」は、夫婦や家族間でのToDo共有を効率化するためのアプリとして開発されました。このアプリの最大の特色は「やることセット」機能にあります。やることセットとは、引っ越しや冠婚葬祭、大掃除といったさまざまな行事やイベントごとのタスクをテンプレートとしてまとめたものです。

このテンプレート機能を活用することで必要なタスクが明確になり、計画的に行動することが可能となります。また、家事のタスク管理だけでなく、カレンダーもシェア可能なので、Crossを予定表としても利用することができます。

2.家事の名は

2.家事の名は

引用:家事の名は – 家事のリスト化&分担管理アプリ!夫婦や家族で家事共有

「家事の名は」は、家事をシンプルかつ分かりやすくリスト化・共有することで、家族や夫婦間のコミュニケーションを促進するタスク管理アプリです。従来の料理・洗濯・掃除のような基本的な家事に加え、日常の細やかなタスク、たとえば「カーテンを開ける」や「ゴミを捨てる」のような見えない家事もしっかりと管理できます。

また、タスクの達成ごとにアプリ内でのポイントが獲得でき、これらのポイントを貯めると「ご褒美」と交換できる仕組みが特徴です。さらには、頑張った家族へ感謝の気持ちを伝えられる「感謝の気持ちを贈る」機能も搭載されており、生活の中でのストレス軽減やより良い関係性を築くためのサポートをしてくれます。

3.ファミリーTODO

3.ファミリーTODO

引用:ファミリーTODO 家族カップルのスケジュール・タスク共有 – Google Play のアプリ

「ファミリーTODO」は、家事分担や日常のタスクを効率よく管理・共有する家族専用のアプリです。このアプリの特徴は、タブごとにチェックリストを管理するだけでなく、「行きたい場所」「作りたい料理」などのメモや、家族内で「やっておいてほしいこと」をクラウドでリアルタイムに共有できる点です。

さらに、リマインダー機能によって「いつ」「誰が」「何をする」の情報を簡単に設定でき、タスクを忘れずに済むようにサポートしてくれます。なお、アプリは電話番号ログインでデータ同期が可能で、機種変更しても情報が維持されるので安心して利用できます。

4.Yieto

4.Yieto

引用:Yieto

デザイン性と機能性を兼ね備えた「Yieto イエト」は、夫婦や家族の家事分担をサポートするためのアプリです。ミントグリーンを基調としたシンプルで洗練されたデザインが多くのユーザーから評価されています。

Yietoの独自の機能として、夫婦が家事や育児に対するスタンスを確認し合えるセクションがあります。これにより、家事をどれだけ丁寧にやりたいのか、またはどの程度の手抜きが許容されるのかといった点で、双方の意見や価値観のすれ違いを回避し、より円滑なコミュニケーションを促進します。

5.魔法の家事ノート

5.魔法の家事ノート

引用:魔法の家事ノート | 35style(サンゴスタイル)

「魔法の家事ノート」は、家事を「見える化」し、効率的なタスク管理をサポートする家事サポートアプリです。アプリの利用開始時に家族構成や住居形態などの4つの基本質問に答えるだけで、アプリは自動的に家事の予定表を作成してくれます。

これにより、毎日のタスクが一目で分かり、何をいつ行うべきかが明確になります。さらに、日常の家事だけでなく、毎週や毎月の定期的なタスクも自動で管理されるため、不燃ごみの日や洗濯槽の掃除などの忘れがちな家事も確実に実行できます。

6.スムズー 家事効率化アプリ

6.スムズー 家事効率化アプリ

引用:「家事効率化アプリ」- スムズー

「スムズー」は、家事の効率化と感謝を伝えるアプリです。家事のサイクルを一度設定するだけで、必要なタスクが自動生成され、場所ごとの家事や、誰がそれを完了したか、そして次にその家事をいつ行うべきかが一目で確認できます。

さらに、家事を完了するたびにポイントが獲得できる独自のシステムを採用しています。貯めたポイントは、相手への感謝メッセージの送信や、特定の目標達成時のご褒美として利用することができます。この機能により、日々の家事をより楽しみ、感謝の気持ちを具体的に伝えることが可能となります。

7.家事シェアボーード

7.家事シェアボーード

引用:ジョブサポートの家事アプリ シェアボーード

「家事シェアボーード」は、家庭内の家事分担を見える化し、効率的な家事習慣を築くためのシンプルなアプリです。夫婦や家族だけでなく、シェアハウスや職場の当番分担にも対応可能です。

家事の内容を簡単に登録・編集でき、完了した家事の記録や感謝のメッセージも送信できます。招待機能を使用して家族や仲間をアプリに招待し、家事の完了を「おわったよ!」とタッチするだけで家族全員とタイムラインで共有できるので、家事の進行や分担が一目瞭然となります。

8.見える家事

8.見える家事

引用:家事タスクの見える化(可視化)アプリ – Apps en Google Play

「見える家事」は、日常の家事活動を明確にするアプリで、パートナーと自分がどれだけ家庭に貢献しているかを一目で確認できます。このアプリは日々の家事を数値化し、公平な分担を目指せるのです。

基本情報や家事分担情報を入力することで、以下の分析ができます。

  • 家事分担割合:年間の家事活動の合計を基に、お互いの家事の負担率を表示します。
  • 家庭貢献度:年収と家事活動に基づいたポイントを円換算して、家庭への貢献度を示します。
  • 余白時間あたり家事実績:仕事以外の時間(余白時間)で、どれくらい家事しているか算出します。
  • 時間当たり生産性:勤務時間や余白時間を基に、1時間あたりの金額を算出します。
  • 家事ポイント合計:家事の総ポイントや円換算した合計額を算出します。

9.お掃除したよ!

9.お掃除したよ!

引用:「お掃除したよ! – カレンダーで日々のお掃除を管理」

「お掃除したよ!」は、日々の掃除活動を家族やパートナーと共有できる専用のカレンダーアプリです。特に掃除の分担や共有を強化したい方に最適です。

ユーザーは週や月単位で掃除の予定を簡単に登録でき、完了したタスクをリアルタイムで共有することができます。また、お掃除終了後には、その日の掃除に対するコメントや感想を記録することも可能です。難しい操作は一切不要なので、アプリ初心者でも手軽に始めることができます。

10.Be a Buddy

10.Be a Buddy

引用:「Be a Buddy」

「Be a Buddy」は、仕事や育児で多忙な毎日を過ごす夫婦のためのタスク管理ツールです。タスクごとにチェックリストやチャット機能を備えており、タスクに関する具体的なやり取りや注意点を共有しながら作業の漏れを防ぐことができます。

頻繁に行うタスクはテンプレートとして保存でき、ワンタップで登録が可能です。また、定期的なタスクは繰り返しタスクとして設定し、自動でタスクリストに追加される機能も備わっています。

家事分担アプリでよくある3つの質問

ここでは、家事分担アプリでよくある質問を紹介します。

  • 質問1.共働き夫婦の家事分担の現状は?
  • 質問2.おすすめの子育てアプリは?
  • 質問3.家事分担がうまくいかない主な理由は?

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

質問1.共働き夫婦の家事分担の現状は?

上記に上げた「有償・無償労働時間の男女比較(OECD加盟国ランキング)」のデータ結果にもあるように、女性の方が家事や育児に多くの時間を割いている現状が見られます。しかし、男性の家事・育児参加の時間も徐々に増加しています。

新しい家族の形や価値観が浸透してきている現代、家事や育児の役割分担に対する意識は変化していることも確かです。なお、次のページでは、仕事と子育てを両立させるためのポイントや、子育て中もママが働きやすい仕事の特徴を解説します。

関連記事:子育てと仕事を両立させる5つのポイントを紹介!働きやすい仕事の特徴も解説!

質問2.おすすめの子育てアプリは?

子育てに役立つアプリを選ぶ際のポイントには、以下の3つが挙げられます。

  • ポイント1.月齢・年齢・用途
  • ポイント2.写真の共有機能
  • ポイント3.パパ・ママ同士の交流機能

次のページでは、おすすめの子育てアプリを紹介しています。選び方のポイントを参考に、自分のニーズにあわせて活用してみてください。

関連記事:おすすめの子育てアプリ19選|選ぶ際の3つのポイントもわかりやすく解説!

質問3.家事分担がうまくいかない主な理由は?

夫妻間でも価値観や考え方の違いは必ず存在します。そのため、「言わなくても理解してくれるはず」という思い込みは、分担がうまくいかない要因のひとつとなることが多いです。解決のポイントは、コミュニケーションの向上です。

具体的な支援ツールとして、内閣府が提供している「夫婦が本音で話せる魔法のシート”○○家作戦会議”」があります。家事や育児の役割分担を見直すためのツールとして、このシートを夫婦間のコミュニケーションの一助として使用するのも良いでしょう。

参考:夫婦が本音で話せる魔法のシート 「○○家作戦会議」 | 内閣府男女共同参画局

まとめ

ここまで、家事分担アプリを利用するメリットや選び方、おすすめの家事分担アプリを紹介しました。家事分担アプリは、単なる効率化だけではなく、感謝を伝え合い、公平な家事分担を目指すための重要なツールです。

アプリを使用すれば、忘れがちなタスクを通知でリマインドしてもらったり、夫婦や家族間での家事の分担がスムーズになります。また、タスクが見える化されることで、モチベーションやコミュニケーションの向上にもつながるでしょう。

この記事で紹介したアプリの特徴や機能を参考に、生活スタイルに合わせて最適なアプリを選んで活用してみてください。

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