【2023年最新】岡山市で食育に力を入れる保育園・こども園10選|食育の概要やよくある質問もご紹介!

子育て

子どもの健康問題の増加を背景に、食育の重要性がより一層注目されています。これにより、子どもたちに食の楽しさを体験させて正しい食習慣を身につけることを目的とした「食育」活動を実践している保育園が増えてきています。

本記事では、岡山市で食育に力を入れる保育園・こども園を紹介します。食育に関する知識を深め、園選びの参考にぜひ活用してみてください。

保育における食育とは?

食育は、知育、徳育、体育の土台とも言える重要な教育の一部です。農林水産省では、次のように定義されています。

食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。

引用:「食育」とは:農林水産省

近年、子供たちの不健康な食生活や肥満、過度なダイエットなど、健康上の課題が増えてきています。これらの問題に取り組むためには、食事が私たちの生活において果たす基本的な役割を理解することが不可欠です。

食育の意義とその背景を理解するためには、まず食育基本法を始めとした基本的な概念から学ぶことが大切です。食育を通して得られる知識やメリットを探求し、より健全な食生活への一歩を踏み出しましょう。

食育基本法とは?

食育基本法は、2005年に制定され、2015年には管轄が内閣府から農林水産省へと移管されました。

この法律は、次世代を担う子どもたちの豊かな人間性と、生き抜く力を養成するうえで、食の重要性を強調しています。子どもだけでなく全国民の健康維持において、「食」は基本的な要素と位置づけられています。

7つの基本理念が提唱されている食育基本法は、次のとおりです。

  • 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成
  • 食に関する感謝の念と理解
  • 食育推進運動の展開
  • 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割
  • 食に関する体験活動と食育推進活動の実践
  • 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配慮及び農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献
  • 食品の安全性の確保等における食育の役割

引用:食育基本法 (平成十七年六月十七日法律第六十三号) 最終改正

保育園の食育におけるポイント

保育園での食育活動は、単にひとつの領域として扱うのではなく、保育士、栄養士、調理員などの職員全員が一緒に取り組むものとして捉えることが重要です。それぞれの職員が明確な役割を持ちながら、共通の理解のもと、計画的に食育を進める必要があります。

保育の指導計画において、食育の位置づけを明確にし、各園や家庭の背景を考慮した柔軟な取り組みを計画しましょう。また、実施された食育活動の経過や結果を定期的に評価し、目標に向かって改善を進めていくことが求められます。

岡山市で食育に力を入れる保育園・こども園10選

続いて、岡山市で食育に力を入れる保育園・こども園を紹介します。各園の特徴を比較し、園選びの参考にしてみてください。

1.ポストメイト保育園

1.ポストメイト保育園

参考:ポストメイト保育園

住所岡山市北区厚生町3丁目1-15 岡山商工会議所2階
電話番号086-226-3043
公式サイトhttps://postmate.jp/
運営会社株式会社マイスタイル(MY STYLE Co.,Ltd)

ポストメイト保育園は、毎日の保育活動を通じて、子どもたちの社会情緒的側面の特徴や特性を磨き、『非認知能力(頑張りぬく力・コミュニケーション力・感情をコントロールする力)』を高めていくことを重視する保育園です。

給食室は、子どもたちもよく見えるように保育室の近くにあります。日常の中で、子どもたちがさまざまな食材や料理に関心を持ち、「食を営む力」の基礎を培うことができる場所を目指しています。

2.あんじゅの里保育園

2.あんじゅの里保育園

参考:岡山市認可保育所 あんじゅの里保育園 | 事業所一覧 | 福寿会グループホームページ

住所岡山市北区川入873-1
電話番号086-236-7870
公式サイトhttps://www.fukujukai-gp.com/
運営会社社会福祉法人 福寿会

あんじゅの里保育園は、個人の生活リズムを尊重し、一人ひとりにあう生活の流れを大切にする保育園です。さまざまな体験や遊びの中で、子どもたちが興味を持ったものに自ら進んで挑戦する姿勢を育みます。

食育では、子どもたちが育てた野菜や果物を使用し、料理の楽しさや食材のおいしさを体験します。また、日本の伝統行事を取り入れることで、歴史や文化への理解を深めるとともに、思いやりの心や生きる知恵を学んでいきます。

3.順正保育園

3.順正保育園

参考:順正保育園

住所岡山市北区半田町8-2
電話番号086-228-1507
公式サイトhttps://www.junsei-hoikuen.jp/
運営会社社会福祉法人 順正福祉会

順正保育園は、一人ひとりの可能性を引き出し、心身ともに健康で豊かな人間性を持った子どもの育成を目指す保育園です。

食育においても、子どもたちの成長段階に応じたプログラムを展開し、健康な生活の基盤となる「食を営む力」の育成を重視しています。さらに、栽培活動では地域の方々にも協力を得て取り組んでいます。

4.こじかこども園

4.こじかこども園

参考:こじかこども園

住所岡山市北区大供本町715-5
電話番号086-226-2071
公式サイトhttp://kojika-okayama.ed.jp/
運営会社社会福祉法人 宮川福祉会

こじかこども園では「子どもの自律性を育てる」を教育目標として掲げ、基本的な生活習慣の養成とともに、子どもたちがたくましく生き抜く人間性を育む、子ども中心の教育・保育を行っています。

季節にあわせた野菜栽培や旬のおやつ作り、クラスごとのクッキング活動などを通じて、管理栄養士や栄養士、調理員、保育士の連携のもと食育活動を積極的に行っています。

5.つしま幼稚園

5.つしま幼稚園

参考:つしま幼稚園

住所岡山市北区津島南1丁目3-9
電話番号086-252-0171
公式サイトhttps://oomorigakuen.ed.jp/
運営会社学校法人 大森学園

つしま幼稚園では、「こだわりの自然派給食®」をはじめ、食育に力を注いでいます。配膳型の給食システムを採用しており、子どもの体調や必要な食事量に応じて調整可能です。

また、提供するおやつは安全性を最優先し、化学調味料や香料・着色料は使用していません。子どもたちに食べ物に対する興味や知識を深めてもらえるように、日々の活動を通じてさまざまな食材に触れる経験をさせ、食の大切さを伝えます。

6.もりの香保育園

6.もりの香保育園

参考:もりの香保育園

住所岡山市北区津高408-1
電話番号086-259-3755
公式サイトhttps://www.morinoka.jp/
運営会社株式会社 木の里工房木薫

もりの香保育園は、子どもたちに自然の大切さを感じさせ、次の世代の世界をつくる礎を築くことを目指して誕生しました。自然と触れ合う中で、遊びを通じ子どもたちの心と体の健やかな成長をサポートしています。

給食やおやつは、施設内で調理しています。一人ひとりのペースにあわせて食事を提供し、アレルギー対応も可能です。また、夏はぶどう狩りを楽しみ、秋には自ら植えたサツマイモの収穫とその味わいを体験します。

7.心育保育園

7.心育保育園

参考:心育保育園/株式会社step up

住所岡山市北区下中野1226-20
電話番号086-241-1189
公式サイトhttps://stepup-sp.co.jp/service/kokoiku/
運営会社株式会社Step up

心育保育園では、育児担当制保育を実践しており、食事やトイレ、着替えにおいて、子どもたちと関わる保育士は、常に同じ保育士です。このアプローチにより、子どもの『出来た!』を一緒に喜び、苦手なことも一緒に挑戦して頑張ります。

食事は、専任の管理栄養士による手作り給食とおやつです。また、地域の企業や農家との協力のもと、実際のお仕事体験や農業体験の機会を設けて、子どもたちの学びの幅を広げています。

8.弘西こども園

8.弘西こども園

参考:岡山市弓之町のこども園『弘西(こうさい)こども園』

住所岡山市北区弓之町9-2
電話番号086-222-8490
公式サイトhttps://www.kids-nakayoshi.jp/kosai/
運営会社社会福祉法人 なかよし会

弘西こども園では、『子どもたちが豊かな人間性を育む、温もりある保育でありたい』と考え、子どもの気持ちをしっかりと受け止めて、愛情と思いやりの心を育てます。

食事面においても、栄養士と保育教諭が相談しながら毎月の献立を計画しています。旬の食材を活かした野菜中心の薄味調理を提供し、行事食も取り入れています。食物アレルギーにも対応しているので安心です。

9.箕島保育園

9.箕島保育園

参考:箕島保育園

住所岡山市南区箕島2413-1
電話番号086-282-0823
公式サイトhttps://mishimahoikuen.com/
運営会社社会福祉法人 箕島会

箕島保育園は、ゆきとどいた環境の中で一人ひとりを大切にし、健康で明るい子どもの育成につとめる保育園です。

食育では、お米がどうやって育つのかを学び、自分たちが育てたお米でおにぎりを作って実際に食べたり、絵本の中に出てくる食べ物を再現したりと、子どもの食に対する興味や関心を引きたてます。ほかにも、1年を通してさまざまな行事があり、イベントに応じて行事食を楽しみます。

10.竜之口わかば保育園

10.竜之口わかば保育園

参考:竜之口わかば保育園

住所岡山市中区国府市場720-1
電話番号086-279-1515
公式サイトhttps://tatsunokuchiwakaba.com/
運営会社社会福祉法人岡山幸風会

竜之口わかば保育園は、自分を律する強さを持ち、人や自然環境に優しくでき、そして人を笑顔にできる子どもの育成に努めています。

「食育」活動は園の特色のひとつです。子どもたちはゼリーやポップコーンを作ったり、ミニトマトやブロッコリーなどの野菜を栽培したりと、実践しながら食に対する楽しさと興味を引き出しています。

ちなみに、次のページでは、岡山市にあるおすすめの認可外保育園を紹介しています。保育園選びにお悩みの方は、ぜひあわせて参考にしてみてください。

関連記事:【2023年最新版】岡山市でおすすめの認可外保育園20選|一覧表やよくある質問もご紹介! – コカラ

岡山市における保育園の食育でよくある3つの質問

ここでは、岡山市における保育園の食育でよくある質問にお答えします。

  • 質問1.保育園における食育の目標は?
  • 質問2.自宅でもできる食育の取り組みは?
  • 質問3.保育園における食育指導の実践事例は?

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

質問1.保育園における食育の目標は?

保育園における食育の目標は、「食を営む力」の育成にあります。厚生労働省では、食育の観点から、次にかかげる子ども像の実現を目指す指針を提示しています。

  • お腹がすくリズムのもてる子ども
  • 食べたいもの、好きなものが増える子ども
  • 一緒に食べたい人がいる子ども
  • 食事づくり、準備にかかわる子ども
  • 食べものを話題にする子ども

引用:楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針

保育園では上記目標を達成するため、給食の時間を中心に、日常のあらゆる場面で食育を展開します。そして、経験を通じて子どもたちは食の大切さを生活の中で自然に学ぶことができます。

質問2.自宅でもできる食育の取り組みは?

保育園の食育は大切ですが、家庭での継続的な取り組みも同じくらい重要です。自宅でもできる食育は、主に次の3つが挙げられます。

  • 食事の準備をお手伝いさせる
  • 苦手な食べ物を克服する
  • 食に関するクイズで楽しさを伝える

家での料理の準備は、食材や調理技術を学ぶ良い機会です。食材を切ったり、卵を割ったりすることで、子どもは食の大切さや料理の楽しさを体験できます。

また、調理方法を工夫して、子どもの苦手な食材を克服する機会をつくるのもおすすめです。食に関する楽しいクイズを通じて、食に対する興味や知識を深め、子どもとのコミュニケーションの幅を広げましょう。

質問3.保育園における食育指導の実践事例は?

保育園における食育指導の進め方に悩んでいる場合、農林水産省の公式ホームページにて詳しい事例内容を閲覧できます。

日本全国で多くの保育園が食育の取り組みを実施しており、その中から特に参考になる事例を集めています。ぜひ参考にしてみてください。

参照:実践事例集|農林水産省

まとめ

食育は単に心身の健康を保つためだけでなく、社会生活を営む際に必要とされるマナーやコミュニケーション能力、協調性を育む土台にもなります。保育園は、「食を営む力」の基礎をしっかりと培う場所として、近年では食育に力を入れています。

食育活動は園によりさまざまな特色があり、子どもたちの興味や好奇心を引き出す楽しい内容が盛りだくさんです。今回紹介した保育園を参考に、ぜひ家庭と保育園生活の中で食育に取り組んでみましょう。

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