「子育てに疲れてしまう」「どうして上手くいかないんだろう」このような悩みを抱えてしまうママやパパは少なくありません。
子育ては大変なものかもしれませんが、上手い人の特徴を知ると役立ちます。この記事では、子育てが上手い人の6つの特徴や楽しむためのコツについてご紹介します。ぜひ、参考にして自分の子育てに役立ててみてはいかがでしょうか。
上手な子育てとは?
子育ての最終的な目標の一つは、子どもに自立してもらうことです。親がいなくても1人で生活できるように身の回りのことを行い、収入を得て自分で人生をいきていけるように導かなければなりません。
そのため、自立できるように子どものやる気を引き出しながら、能力を育むことが上手な子育てだといえます。親として心がけたいことには、以下のようなものが挙げられます。
- ポジティブな言動・態度
- 子どもの言葉に耳を傾ける
- 共感する
- 比較しない
- 結果だけではなく過程を見てあげる
- 無条件に愛する
- 親自身も成長を目指す
子育てを通じて自分自身も親として成長できるように心がけてみましょう。
子育てが上手い人の特徴6選
子育てが上手い人の特徴には、以下の6つが挙げられます。
- 特徴1.ほめ上手である
- 特徴2.感情的に叱らない
- 特徴3.否定する前にまずは共感する
- 特徴4.周りと比べない
- 特徴5.ほどほどにする
- 特徴6.子供を別人格として認識する
ここではそれぞれの特徴に分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
特徴1.ほめ上手である
子育てをしていると、ほめるよりも叱ることが多くなってしまう人も多いのではないでしょうか。人間はダメなところの方が目につきやすいので、意識しないと自然とそうなってしまうでしょう。
しかし、子育てが上手なママはほめることを意識しています。もし叱る回数が多いと思った方は、積極的にほめるように心がけてみてください。
また子どもをほめるときは、ほめることにフォーカスすることをおすすめします。たとえば「頑張ったね。でも、もっと頑張ったらすごいことだよ」のように、プレッシャーを与えるようなほめ方は避けましょう。
特徴2.感情的に叱らない
子どもにマナーやルール、生命に関わる危ないことを叱りながら教えなければならないこともあります。しかしその際に感情的に叱ると、子どもは恐怖感を先に覚え、なぜやってはいけないのかを理解できません。
子育てが上手な人は、叱るときには感情を抑えて、なぜダメなのか・どのようにすればよいのかを冷静に伝えています。
以下の記事では、子どもを叱るときに気をつけたいことを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:子どものしかり方は?気をつけたいことからしかるときのポイントまでご紹介します
特徴3.否定する前にまずは共感する
人間は否定されると、心に壁を作り、思ったことや感情を表に出しにくくなります。そのため、否定する前に共感を示すことが重要です。
子どもが明らかに悪いことをしていたとしても、話に耳を傾けてから叱るように心がけてください。
たとえば、子どもが公園で遊んでいるときに順番抜かしをしてしまった場合、子どもの言い分を聞きます。そのうえで「一緒に遊びたいと思ったんだね。だけど、順番を守るようにしようね」と共感の言葉をかけると良いでしょう。
先に共感することによって、子どもが納得して親の言葉を受け入れやすくなります。
特徴4.周りと比べない
子育てをしていると、あらゆる場面で周囲と比べてしまうこともあります。「〇〇ちゃんはできるのに、うちの子はできない」と悩んだことがある人も少なくないでしょう。ほかにも、家庭環境や両親の支援などを比較してしまうことがあるかもしれません。
しかし子育てが上手な人は、自分と他人を切り分けて考えることが習慣になっています。自分・子ども・周囲は別の存在だと受け入れ、自分が対処できる問題にフォーカスすると、少し落ち着いて子育てが行えるでしょう。
特徴5.ほどほどにする
子育てや家事には終わりがありません。そのため、なんでも完璧にこなそうとすると疲れてしまいます。子育てが上手な人は、完璧を目指さずほどほどに頑張る場合が多いようです。
たとえば、どうしても体力が続かないときは家事を休む・代行サービスに依頼するようにして、無理をしないようにコントロールすることが上手です。
特徴6.子供を別人格として認識する
子育てをしていると、子どものことでも自分を基準として考えてしまうことがあります。しかし、自分の子どもであっても人格を持った1人の人間です。
子育てが上手な人は、子どもの考えや行動を尊重するようにしている人が多い傾向にあります。子どもの目線に立って、子どもの興味や関心をできるだけ理解するよう心がけると良いでしょう。
子育てが苦手な人の共通点は3つ
子育てが苦手な人の共通点には、以下の3つが挙げられます。
- 完璧を求める
- 心配しすぎる
- 一人で抱え込む
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.完璧を求める
子どもに過度な期待をするあまり、勉強で完璧さを求めてしまう場合があります。しかし、大人を含めて完璧な人間は存在しません。子どもに完璧を求めてしまう人は、子育てを苦手に感じやすい傾向にあります。
また、完璧を求められてしまう子どもにも悪影響です。あらゆる面で優れていなければならないと、いつもプレッシャーを感じることになるでしょう。
2.心配しすぎる
自分の子どもにはなるべく苦労をさせたくない・嫌な思いをさせたくないと考えてしまうのは親として当然です。とはいえ子どものことを心配するあまり先回りして助けると、失敗する経験が不足してしまいます。
人間は失敗を重ねながら成長します。自転車に乗れるようになるまで、何度も転んで悔しい思いをしたことがある人は少なくないでしょう。このように成長には、失敗からの学びが欠かせません。
3.一人で抱え込む
パパが仕事で忙しい家庭では、必然的にワンオペ育児となってしまうことが多いかもしれません。そうなると、ママは子どもの世話や家事を1人でこなす必要があり、その状態が続くとメンタルや身体を壊してしまうおそれがあります。
特に、子どもが小さいうちは自宅に引きこもりがちになるため、世間とコミュニケーションを図るのも難しい場面も多いでしょう。
また性格的に生真面目な人は、悩みやストレスを抱え込んでしまいがちです。このような人は、子育てを辛く感じてしまうことが多いかもしれません。
ワンオペ育児を乗り切るための方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:【ママ・パパ必見】ワンオペ育児とは?乗り越える7つの方法を紹介します!
子育てを楽しむ3つのコツ
子育てを楽しむコツには、以下の3つが挙げられます。
- コツ1.肩の力を抜く
- コツ2.自分の時間もつくる
- コツ3.パートナーと協力する
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
コツ1.肩の力を抜く
子育てを楽しむには、肩の力を抜くことが大切です。肩の力を抜いて心にゆとりを持てば、上手くいかないことがあったとしても、受け止めやすくなります。
辛いことがあったとしても「今はしょうがない」や「少しくらい手を抜いてもいい」と考えられると、ストレスを溜めにくい心の状態を維持しやすいでしょう。
自分1人で子育てに立ち向かっているときは、多少できていないことがあっても受け流すようにして、子どもとの時間を大切に過ごすように心がけてみてください。
コツ2.自分の時間もつくる
育児中は、毎日が慌ただしく過ぎていきます。そうなると、家事をこなすだけでも時間が足りなくなる場合があるかもしれません。そんな中、終わっていない家事を頑張ってやろうとすると、自分の時間を削って取り組むことになります。
自分の時間を確保するためにも、全ての家事を完璧にこなそうとせず、たまにはサボるのもおすすめです。他にもサポートを借りて、1週間に1度は子どもから離れる時間を作るのも良いでしょう。
意識的にリフレッシュすることによって、子育てのゆとりを生み出すことができるようになります。
コツ3.パートナーと協力する
子育てをする場合、ママに大きな負担がかかってしまうことが多い傾向にあります。特に共働きであれば、家事と子育ての大部分をママが担っている家庭も少なくありません。
当然仕事も子育ても家事もママ1人でこなすのは、とても大変です。パートナーと協力しながら取り組むように、役割分担を決めておくと良いでしょう。
子育てはできるだけ楽しんでやるようにすると、家庭の空気もよくなり、子どもへ良い影響を与えられるようになります。子育てを楽しむコツについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:子育てを親が楽しむための5つのコツを紹介!叱る際のコツもあわせて解説
子育て上手い人に関するよくある質問
子育て上手い人に関するよくある質問には、以下の3つが挙げられます。
- 質問1.子育てを上手くできる自信がありません。
- 質問2.子どもが言うことをきいてくれず困っています。
- 質問3.誰かに子育ての悩みを相談したいです。
ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.子育てを上手くできる自信がありません。
1人目の子どもを産み育てる場合、子育てを上手くできる自信がないことは当然のことです。親も毎日の子育てを通じて成長していきます。そのため、最初から自信を持って子どもと接することができる親はいません。
とはいえ悩みを相談できる相手がいなければ、不安感は高まってしまうでしょう。そのような場合、最寄りの子育て支援センターに連絡してみることをおすすめします。子育ての専門家が親身になって相談に乗ってくれます。
また、子育てを難しく感じる理由やイヤイヤ期を乗り切るための対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:子育てって難しい?難しく感じる5つの理由からイヤイヤ期を乗り切る対処法までご紹介!
質問2.子どもが言うことをきいてくれず困っています。
子どもがいうことを聞かないことは当然のことです。特にイヤイヤ期に入ると、自立心が芽生えるため、自分でなんでもしたがりますし、天邪鬼にふるまいやすくなります。命に関わる危ないこと以外は目をつむるようにして、あまり叱り過ぎないようにすることがポイントです。
また、子どもが言うことを聞かない理由は年齢ごとに異なります。それぞれの年齢で子どもが言うことを聞かない理由や対処法については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:子どもが言うことを聞かない理由を年齢別に解説!正しい対処法も紹介します
質問3.誰かに子育ての悩みを相談したいです。
子育てをしていると、初めはわからないことばかりです。親や周囲の人に相談しながら子育てに取り組むことが多いかもしれません。しかし、周囲に頼れる人がいない状況の方もいるでしょう。
そのようなときには、電話相談できる窓口に悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。子育ての悩みを相談できる窓口やメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:子育ての悩みを電話で相談できる窓口5選!メリットや注意点もあわせて紹介
まとめ
子育てが上手い人の特徴や苦手な人の共通点、楽しむためのコツについて解説しました。子育てが上手い人ほど適度に力を抜いて子どもと向き合っています。また、完璧な人間が存在しないことを前提に考えているため、子ども・自分自身に過度なプレッシャーをかけることがありません。
子育てが上手くいかないときほど、肩の力を抜いて周囲の人と協力するように取り組んでみてはいかがでしょうか。また、子育て上手な親が実践している育児方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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